前回からの変化
前回(2026-10-24付、23日の取引)との比較である。前回は金曜、今回は週明け月曜(26日)の取引を扱う。
変わったこと(変化・新規)
- 3指数がそろって反発した。S&P500は7,623.68から7,676.77へ(0.70%高)、ナスダック総合は25,955.34から26,169.38へ(0.82%高)、NYダウは52,215.16から52,361.58へ(0.28%高)(Yahoo Finance)
- アンソロピックが新規株式公開の目論見書を当局に提出したことで、半導体や光通信関連が買われた。LumentumとCoherentなどが上昇した(みんかぶ)
- Teslaは5%超上昇した。バークレイズのダン・レビー氏が投資判断を引き上げ、目標株価を450ドルとした。Metaは最大950億ドルの資金調達方針が伝わり、1.88%下落した(みんかぶ)
- VIXは19.45から18.39へ低下した(1.06ポイント低下、5.45%低下)(Yahoo Finance)
昨日と同じこと(継続)
- 前回(24日付)と同じく、AI関連株の下げが一服した流れは続いた。前回は下げ渋りだったが、今回は反発に転じた
- 中東情勢を背景にした原油の高止まりは続いた。ただしBrentは前回の116.72ドルから110ドル前後へ下げた(株探)
要因の連続性
- 継続要因: 28日のFOMCを前にした様子見姿勢と、AI投資の収益性への関心。前回に続き意識されている
- 新規要因: アンソロピックのIPO申請がAI関連株の追い風となった。原油安も新たに支えとなった(みんかぶ)
- 解消した要因: 前回の重しだった原油の急騰は、この日は一服した。航空株の売りも同様に後退したとみられる(筆者の推測)
市況サマリー
| 指数 | 終値 | 騰落率 | 前回終値 |
|---|---|---|---|
| S&P500 | 7,676.77 | 0.70%高 | 7,623.68 |
| NASDAQ総合 | 26,169.38 | 0.82%高 | 25,955.34 |
| NYダウ | 52,361.58 | 0.28%高 | 52,215.16 |
取得時点は2026年10月26日(月)のNY市場引け値(Yahoo Finance)。ナスダック100の終値は確認できなかったため、ナスダック総合を記載する。
指数別動向
S&P500
S&P500は53.09ポイント高(0.70%高)の7,676.77で引けた。11業種のうち大半が上昇し、値上がり銘柄が多い広がりのある上昇だった(Yahoo Finance)。
ナスダック100
ナスダック総合は214.04ポイント高(0.82%高)の26,169.38だった。アンソロピックの申請書類を受けて、エヌビディア、ブロードコム、マイクロンなど半導体株が上昇した。ナスダック100そのものの終値は確認できなかった(Yahoo Finance)。
NYダウ
NYダウは146.42ドル高(0.28%高)の52,361.58ドルで、反発した。上げ幅はハイテク中心のナスダックより小さかった(共同通信)。
強気派 vs 弱気派
強気派・建設的な見方:
- ダン・レビー氏(バークレイズ): Teslaの投資判断を「オーバーウエート」に引き上げた。根拠は、中核事業の改善、ロボタクシーの転換点、SpaceXとの統合によるプレミアムの可能性で、リスクとリターンが魅力的だとした(Yahoo Finance)
弱気派・警戒派:
- 今回の出典では、発言者と根拠が分かる弱気の主張は確認できなかった。ただしMetaが最大950億ドルの資金調達を打ち出し、AI投資の資金負担への見方が株価に表れた(みんかぶ)
いずれも相場観または報道であり、事実ではない。前回は弱気派が目立ったが、今回は強気材料が優勢だった。
経済ニュース
指標面では、シカゴ連銀全米活動指数が発表された程度で、相場を動かす大きな指標はなかった(Yahoo Finance)。
個別銘柄では、EQTがRange Resourcesを総額128億ドルの全株式取引で買収することで合意し、Range Resourcesは17.66%上昇した。Fair Isaacは信用スコア関連の価格改定が失望を招き13.15%下落した。Dollar Generalは価格表示をめぐり米連邦取引委員会と20州から提訴され、3.22%下落した(みんかぶ)。
金利・為替が株に効いた分
米10年債利回りは4.986%と、ほぼ横ばい(0.002ポイント低下)だった(Yahoo Finance)。利回りが高水準で動かない中でも、原油安がインフレ懸念を和らげ、株式を支えたとみられる。Brent原油は110ドル前後、WTIは101ドル前後に下落した(株探)。ドル円の動きは今回の出典では確認できなかった(詳細はfxを参照)。FOMCは28日に結論が出る予定で、据え置きが大勢だが、12月の利上げ観測に関するガイダンスが注目されている(みんかぶ)。
テクニカル分析(S&P500・ナスダック100・NYダウ)
移動平均線(50日・200日)とRSIの26日の値は、今回の出典では確認できなかった(未確認)。確認できる範囲では、S&P500の終値7,676.77は前回の7,623.68を上回り、15日の7,744.06をなお下回る水準にある。VIXは18.39と前日から低下し、市場の警戒感が少し和らいだことを示す。ただし、1日の反発だけで流れが変わったとは判断できない(筆者の整理)。断定的な売買推奨ではない。
今夜の注目イベント
27日(火)の米国市場では、FOMC前の様子見とともに企業決算が続く。
- 28日(水)にFOMCの結果発表と、GoogleおよびMicrosoftの決算がある。今週はアマゾンやインテルの決算も予定されている(Yahoo Finance)
- 同じ週にECB、カナダ銀行、日銀の政策会合がある。27日夜の個別の指標発表は、今回の出典では確認できなかった
