前回からの変化
前回(2026-10-24付、23日の取引)との比較である。今回は26日(月)の取引を扱う。
変わったこと(変化・新規)
- 日経平均は前回の6万2693.16円から6万2189.65円へ503.51円(0.80%)下落した。前回の0.34%安より下げ幅が拡大し、3営業日続落となった(財経新聞)
- TOPIXは前回の3965.81から3972.98へ7.17ポイント上昇し、前回の0.79%安から一転して小幅高となった(株探)
- グロース市場250指数は前回の754.60から763.49へ8.89ポイント上昇した。前回の小幅反発に続き、続伸となった(財経新聞)
- 日経平均は前日比でプラス圏に浮上する場面もあったが、下げて終えた。日中の安値は6万2094.34円だった(財経新聞)
昨日と同じこと(継続)
- 半導体・AI関連株の売りが指数の重しとなる構図は続いた。アドバンテスト、東京エレクトロンが下げた(財経新聞)
- 原油高と米株安への警戒が投資家心理の重しとなる点も、前回に続いた(財経新聞)
- 一目均衡表の「三役逆転」(売り手優勢の形)が続いている(財経新聞)
要因の連続性
- 継続要因: AI関連投資の採算への懸念と米半導体株安の波及、原油高。前回に続き売りの材料として働いた
- 新規要因: 中東情勢の緊迫による原油高がインフレ懸念を強めるとの見方が前面に出た。米長期金利の上昇も売り圧力として挙げられた(財経新聞)
- 解消した要因: 前回あった安値からの買い戻しによる下げ渋りは、今回は日経平均では続かなかった。一方、資金は商社株などへ循環した
市況サマリー
26日(月)の東京市場の終値は次のとおり。
| 指標 | 終値 | 前営業日比 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 日経平均株価 | 62,189.65円 | 503.51円安(0.80%安) | 3営業日続落 |
| TOPIX | 3,972.98 | 7.17ポイント高(0.18%高) | 前回3,965.81 |
| グロース市場250指数 | 763.49 | 8.89ポイント高 | 前回754.60 |
日経平均の売買高は概算21億2000万株だった(財経新聞)。TOPIXの終値は株探の大引け記事による。
指数別動向
日経225
米国株の下落を受けて半導体・AI関連株を中心に売りが先行した。日中の安値は6万2094.34円で、押し目買いで一時は前日比プラス圏の6万2902.95円まで戻したが、終値では下げた(財経新聞)。アドバンテストと東京エレクトロンの2銘柄だけで日経平均を420.44円押し下げた。一方、三菱商事、伊藤忠商事、豊田通商など商社株が買われた(財経新聞)。業種別では鉱業、石油石炭、卸売、海運など22業種が上昇し、非鉄金属、電気機器、機械など11業種が下落した。ファーストリテイリング、イビデンも下げた(同上)。
東証グロース市場
グロース市場250指数は763.49と8.89ポイント上昇した。売り先行のあと切り返し、後場は堅調に推移した。値上がり率上位はサークレイス(27.27%高)、ソーシャルワイヤー(26.40%高)、データセクション(26.14%高)、値下がり率上位はアクセルM(12.82%安)だった(財経新聞)。
強気派 vs 弱気派
発言者の所属が明示された強気・弱気の対立する主張は、今回も十分には確認できなかった。確認できた範囲では、財経新聞「相場展望」の中島義之氏が、値がさAI・半導体株の下落は全体への影響が限定的で、好決算発表への期待が下値を支えるとの強気寄りの見方を示した。同時にAI開発企業の資金環境の悪化が相場全体に負の影響を与える点への注意も促している(財経新聞)。同氏はAI関連株からディフェンシブ株への資金移動、11月3日の米中間選挙後の不透明感の解消、3月期中間決算での上方修正期待を相場の変動要因とみる。弱気側の根拠としては、テクニカル面で売り手優勢の形が続く点が挙げられる(財経新聞)。3サイト以上での調査には至っていない。
経済ニュース
26日14時に8月分の景気動向指数(改定値)が発表予定だったが、結果と市場予想との差は今回の出典では確認できなかった(財経新聞)。注目銘柄では、アドバンテスト、東京エレクトロン、ファーストリテイリング、イビデンが下落し、三菱商事、伊藤忠商事、豊田通商が上昇した(財経新聞)。前回に続き、半導体株安と資源・商社株高という二極化の構図である。
日銀・金利・為替
日銀の金融政策決定会合は29日・30日に開かれる。政策金利は据え置きが予想されているとされ、26日に日銀の新たな発言は確認できなかった(財経新聞)。ドル円は後場に156円65銭から157円21銭台で推移し、米10年債利回りの低下でドル売りに転じる場面があった(財経新聞)。検索結果の要約ベースでは、引け時点のドル円は157円26銭前後、日本の長期金利は2.800%前後とされるが、一次記事での確認は取れていない。為替の詳細はfxを参照。
テクニカル分析(日経225・グロース市場250指数)
日経平均は、5日移動平均線が下向きで、終値がこれを上回れなかった。ローソク足は陽線の実体に上ヒゲが付き、売り圧力の強さを示す形とされる。一目均衡表では「三役逆転」が続き、売り手優勢とされる。さらに26日、11月4日、9日と、先行スパン1と2の上下が入れ替わる「変化日」が連続し、地合いが好悪どちらにも急変しうる点に留意が必要とされる(財経新聞)。RSI、25日・75日・200日移動平均線の値、グロース市場250指数のテクニカル値は確認できなかった。売買の推奨ではない。
本日の注目点
27日・28日に米連邦公開市場委員会(FOMC)、29日・30日に日銀金融政策決定会合が開かれる。あわせて主要AI関連企業の決算発表が控え、決算がAI関連株の物色再開につながるかが焦点とされる(財経新聞)。

