前回からの変化

前回(2026-10-17付、16日の取引)との比較である。前回は16日(金)の取引、今回は週明け19日(月)の取引を扱う。

変わったこと(変化・新規)

  • 日経平均は前回の6万5324.29円から6万4916.70円へ、407.59円(0.62%)下落し、7営業日ぶりの反発から一転して反落した。朝方は9時16分に1492.51円安の6万3831.78円まで下げ、約1か月ぶりに6万4000円を割り込んだが、後場に先物買いで戻した(株探、Yahoo!ファイナンス(ウエルスアドバイザー))
  • TOPIXは前回の4066.00から4067.48へ1.48ポイント(0.04%)上昇し、日経平均と逆行した。グロース市場250指数は前回の779.18から766.91へ12.27ポイント(1.57%)下落した
  • 前回は買い戻されたAI・半導体株が再び売られた。前回上昇した東京エレクトロンは2.63%安となり、前回の上昇主役だったソフトバンクグループも下落した。一方で鉱業・海運・石油石炭が買われ、原油高でINPEXが大幅高となった(OANDA証券)
  • 前回予告した「16日のNY市場でのナスダック下落」が現実となり、前週末の米SOX指数が3.83%下落したことが売りの引き金となった(世界一やさしい投資の学校)

昨日と同じこと(継続)

  • AI投資の持続性への警戒が続き、市場は21日(米大手決算)など日米AI関連企業の決算を確認したいという慎重な姿勢を保っている
  • 日経平均は6万5000円を挟んだ水準でのもみ合いが続き、取引終盤には6万5000円を上回る場面もあった(OANDA証券)

要因の連続性

  • 継続要因: AI設備投資への不安。前回に続き、AI・クラウド関連の資金繰りへの警戒(コアウィーブの売り圧力)が相場の重しとなった(財経新聞)
  • 新規要因: 前週末の米SOX指数の大幅下落、FRBのウォーシュ議長が利上げの可能性を示唆しなかったこと、原油価格の上昇(財経新聞)
  • 解消した要因: 前回の反発を支えたエヌビディアCEOの発言による安心感は、米半導体株の再下落で薄れた

市況サマリー

19日(月)の東京市場の終値は次のとおり。

指標 終値 前営業日比 備考
日経平均株価 64,916.70円 407.59円安(0.62%安) 反落、安値63,831.78円
TOPIX 4,067.48 1.48ポイント高(0.04%高) 小幅続伸
グロース市場250指数 766.91 12.27ポイント安(約1.6%安) 反落

東証プライム市場の売買高は約20億6192万株、売買代金は約6兆7835億円。値上がり621銘柄に対し値下がり873銘柄、変わらず58銘柄だった。日経平均先物(清算値ベース)は6万4980円(540円安)だった(株探、OANDA証券)。

指数別動向

日経225

前週末の米国市場でAI・半導体株が大きく下げた流れを受け、寄り付きから売りが先行し、下げ幅は一時1400円を超えた。その後、時間外取引での米株先物の上昇や韓国総合株価指数(KOSPI)のプラス転換、海外短期筋による先物の買い戻しで下げ幅を縮めた(共同通信(新潟日報)、Yahoo!ファイナンス(ウエルスアドバイザー))。

業種別では、非鉄金属、電気機器、繊維製品が下落し、鉱業、海運業、石油・石炭製品が上昇した。東京エレクトロンは指数を約141.58円押し下げて最大の下落寄与となり、リクルートホールディングスが約35.90円の押し上げで寄与度首位だった。ベイカレントは5.35%高となった(世界一やさしい投資の学校)。

東証グロース市場

グロース市場250指数は12.27ポイント下落の766.91と反落した。前回の上昇分(22.65ポイント)の約半分を失った形だが、指数固有の材料は出典では確認できなかった。不正アクセスの発生を発表したトレードワークスが大幅に下落した(OANDA証券)。

強気派 vs 弱気派

発言者・根拠が明示された強気派・弱気派の主張は、今回の出典では確認できなかった。報道の構図としては、弱気側が前週末の米半導体株安とAI関連企業の資金繰り懸念、原油高を挙げた。強気側の材料は、朝の急落から後場にかけて戻した底堅さと、先物への買い戻しである。市場では「戻りを支える資金が細い」ことに注意する声もある(世界一やさしい投資の学校)。3サイト以上での調査には至っていない。

経済ニュース

19日に日本の主要な経済指標の発表は確認できなかった。海外では、中国が19日に7〜9月期のGDPを前年同期比4.5%増と発表した(詳細はchina_stockを参照)。

個別では、リクルートホールディングス、KDDI、京セラ、ニトリホールディングスが上昇し、東京エレクトロン、ソフトバンクグループ、レーザーテック、ファナックが下落した(財経新聞)。原油高を受けてINPEXが大幅に上昇した。

日銀・金利・為替

19日の日銀関連の新たな発言、日本の長期金利(10年国債利回り)の水準、およびドル円の水準は、今回の出典では確認できなかった。前回までの報道では、日銀の植田総裁が利上げ姿勢を維持しており、次の金融政策決定会合は10月29日・30日に予定されている。為替の詳細はfxを参照。

米国ではFRBのウォーシュ議長が利上げの可能性を示唆しなかったことが、市場心理を冷やす一因になったと報じられている(財経新聞)。

テクニカル分析(日経225・グロース市場250指数)

日経平均は、朝方に6万4000円を割り込みながら終値で6万4900円台を回復した。ある解説では、6万4000円を下値の目安、6万4500円を中心価格、6万4916円を上値の目安としている。つまり終値が上値の目安に位置しており、6万4000円を維持できるかが焦点とされる(世界一やさしい投資の学校)。移動平均線(25日・75日・200日)、RSI、騰落レシオ、日経平均VI、およびグロース市場250指数の指標値は取得できなかった。売買の推奨ではない。

本日の注目点

20日(火)は東京市場が通常どおり開く。焦点は21日(水)に予定されている米メタ・プラットフォームズの決算で、AI投資の積み増しが示されて米SOX指数が反発するかが分かれ目とされる(世界一やさしい投資の学校)。あわせて、日銀会合(29日・30日)に向けた発言や、原油価格の動向にも注意が必要である。