前回からの変化
前回(2026-10-28付、27日の取引)との比較である。今回は28日(水)の取引を扱う。本土・香港とも開場した。
変わったこと(変化・新規)
- 上海総合指数は前回の3,648.30から3,681.47へ33.17ポイント(0.91%)上昇し、3日ぶりの反落から一転して反発した。前回付けた約1年2カ月ぶりの安値水準から戻した(OANDA ラボ: 中国株サマリー)
- 深セン成分指数は前回の11,245.73から11,473.18へ2.02%上昇し、前回の2.50%安を一部取り戻した(同上)
- ハンセン指数は23,041.32から23,094.83へ53.51ポイント(0.23%)上昇し、ハンセンテック指数は3,800.43から3,853.72へ1.40%上昇した。H株指数は7,766.91から7,791.63へ0.32%上昇した(OANDA ラボ: 香港株サマリー)
- 前回売られた半導体・ハイテク株が、今回は買い戻しの中心になった。前回逆行高だった銀行株に代わり、酒造・観光小売り・証券が売られた(財経新聞)
昨日と同じこと(継続)
- FOMCの結果公表(香港時間29日未明)を前にした様子見は前回に続き、上値を抑えた(財経新聞)
- 売買の中心が半導体・AI関連株である構図は、方向は逆転したものの前回から続いた(同上)
要因の連続性
- 継続要因: FOMC前の様子見。前回に続いて上値を限定した
- 新規要因: 原油相場の下落、米国市場での半導体・AI関連株の上昇、韓国のSKハイニックスの好決算が好感され、半導体株の買い戻しにつながった(OANDA ラボ: 中国株サマリー、財経新聞)
- 解消した要因: 前回の重しだった半導体株売りは一服した。EUの輸入制限報道や中東情勢は、今回の出典では言及を確認できなかった
市況サマリー
28日(水)は本土・香港とも開場した。
| 指数 | 終値 | 騰落率 | 前回の終値 |
|---|---|---|---|
| 上海総合指数 | 3,681.47(人民元建て) | 0.91%高 | 3,648.30 |
| ハンセン指数 | 23,094.83(香港ドル建て) | 0.23%高 | 23,041.32 |
| ハンセン中国企業指数(H株) | 7,791.63 | 0.32%高 | 7,766.91 |
| ハンセンテック指数 | 3,853.72 | 1.40%高 | 3,800.43 |
CSI300の終値は確認できなかった。香港主板の売買代金は約1814億香港ドルだった(OANDA ラボ: 香港株サマリー)。
指数別動向
本土(上海・CSI300)
上海総合指数は反発した。前日に約1年2カ月ぶりの安値を付けた反動で買い戻しが優勢となり、半導体、軍需関連、オートメーション設備、電子化学品が買われた。科創板50指数は2.44%高、創業板指数は3.39%高と、グロース系の戻りが大きかった。酒造、観光小売り、証券は売られた(財経新聞、OANDA ラボ: 中国株サマリー)。
香港(ハンセン・ハンセンテック)
ハンセン指数は反発した。前日のNY市場で原油先物が続落し株式が上昇した流れを引き継いだ。半導体・AI関連が支えとなり、SMIC(H株)やレノボグループ、華虹半導体、舜宇光学科技が上昇した。素材と医療・ヘルスケアも堅調で、公益事業は下落した。新東方教育科技集団は7%超下落した(OANDA ラボ: 香港株サマリー、財経新聞)。
本土と香港の方向: 上海総合・ハンセンともに上昇し、割れなかった。いずれも半導体が主導した点は共通するが、本土はグロース市場の上げ幅が大きく、香港は指数の上げ幅が小さかった。
当局・政策の動き
28日の人民銀行(PBOC)の公開市場操作の詳細と人民元基準値、CSRCの新たな措置、国家隊による買い支えの公表・観測は、一次情報では確認できなかったため採用しない。
経済指標
28日に発表された主要な中国の経済指標は、今回の出典では確認できなかった。前回扱った9月の工業企業利益(前年同月比14.4%増)に続く新たな統計材料は見当たらず、相場は海外のハイテク株や原油の動きに左右された。
米中関係と注目銘柄
米中間の新たな規制措置と中国ADRの28日の動きは確認できなかった。注目銘柄では、買われた側がSMIC(H株)、レノボグループ(H株)、華虹半導体(H株)、売られた側が新東方教育科技集団(H株、7%超下落)だった(OANDA ラボ: 香港株サマリー)。
強気派 vs 弱気派
氏名と所属が明示された強気・弱気の主張は、今回の出典では確認できなかった。報道ベースでは、強気側の材料は半導体・AI関連株への資金回帰と原油安、弱気側の材料はFOMCの結果公表を控えた様子見と、上海総合指数が約1年2カ月ぶりの安値圏にある地合いの弱さである(財経新聞)。バリュエーションと政策リスクの議論は確認できなかった。3サイト以上の調査には至っていない。
テクニカル分析(上海総合・ハンセン指数)
上海総合指数は3,681.47で、前回割り込んだ3,700にあと一歩届かない水準での反発となった。3,700は戻りの目安として意識されやすい水準とされる。ハンセン指数は23,000を維持して引け、この水準が支持線として意識されているとされる。50日・200日移動平均線とRSIの数値、南向き資金、AH株プレミアム指数の最新値は取得できなかった。売買の推奨ではない。
本日の注目点
29日は、香港時間未明に公表されたFOMCの結果とFRB議長の記者会見への市場の反応が、本土・香港の寄り付きを左右するとみられる。中国企業の7〜9月期決算の発表の本格化(個別の日程は未確認)、半導体株の反発が続くかどうかにも注目したい。具体的な中国の経済指標の発表予定は、今回の出典では確認できなかった。

