前回からの変化

前回(2026-10-23付、22日の取引)との比較である。今回は23日(金)の取引を扱う。本土・香港とも開場した。

変わったこと(変化・新規)

  • 上海総合指数は前回の3658.03から3690.48へ32.45ポイント上昇し、前回の1.48%安から反発に転じた(財経新聞)
  • ハンセン指数は前回の2万2934.68から2万3093.37へ上昇した。ハンセン中国企業指数(H株)も7689.19から7756.25へ0.87%上昇した(財経新聞)
  • 前回急落した半導体・自動車株に割安感からの買いが入り、半導体株には10%前後上昇する銘柄があった(同上)
  • 一方、前回急伸した通信株に代わり、銀行(2%台の下落)や石油・ガス株が売られた(同上)

昨日と同じこと(継続)

  • 中東情勢の不透明感が上値を抑える構図は続いた。香港の記事では、米国とイスラエルによるイランへの攻撃の可能性が報じられ、米原油(WTI)が急伸した点が挙げられた(財経新聞)
  • 国内企業の決算への警戒も本土で上値を重くした(財経新聞)

要因の連続性

  • 継続要因: 中東情勢の悪化と企業決算への懸念。前回に続き重しとして働いた
  • 新規要因: 約1年2カ月ぶりの安値圏での割安感からの買い戻しと、香港・韓国市場がプラスに転じ日本株も下げを縮めた地域の流れ
  • 解消した要因: 前回の売りを強めた日韓の半導体株安の波及は後退した

市況サマリー

23日(金)は本土・香港とも開場した。

指数 終値 騰落率 前回の終値
上海総合指数 3,690.48(人民元建て) 0.89%高 3,658.03
ハンセン指数 23,093.37(香港ドル建て) 0.69%高 22,934.68
ハンセン中国企業指数(H株) 7,756.25 0.87%高 7,689.19

CSI300とハンセンテック指数の終値は確認できなかった(財経新聞、財経新聞)。

指数別動向

本土(上海・CSI300)

上海総合指数は3日ぶりに反発した。急落後の割安感から買い戻しが優勢となったが、中東情勢と企業決算への警戒で上値は重かった。業種別では、電子・IT、機械、自動車が上昇し、Dashizhi(10.0%高)、曙光(10.2%高)などが目立った。一方、電力株は下落した。上海B株指数は1.81%高、深センB株指数は0.48%高だった(財経新聞)。

香港(ハンセン・ハンセンテック)

ハンセン指数は4日ぶりに反発した。4カ月ぶりの安値圏にあった中国本土のハイテク株と半導体、自動車株への値ごろ買いが入った。半導体では傅里葉が10.3%高、兆易創新が8.6%高となった。銀行や石油・ガス株は軟調だった(財経新聞)。

本土と香港の方向: 本土・香港ともに上昇し、方向は割れなかった。

当局・政策の動き

23日の人民銀行(PBOC)の公開市場操作と人民元基準値、CSRCの新たな措置、国家隊による買い支えの公表・観測は、今回の出典では確認できなかった。

経済指標

23日に中国の主要な経済指標の発表は、確認できた範囲では見当たらない。

米中関係と注目銘柄

米中間の新たな規制措置と、中国ADRの23日の動きは確認できなかった。注目銘柄はテンセント・アリババなど大型株の個別値動きも含め今回の出典では確認できず、半導体と自動車の中小型株の上昇が目立った(財経新聞)。

強気派 vs 弱気派

氏名と所属が明示された強気・弱気の主張は、今回の出典では確認できなかった。報道ベースでは、強気側の材料は割安感からの値ごろ買い、弱気側の材料は中東情勢の悪化と決算への警戒である(財経新聞)。バリュエーションと政策リスクの議論は確認できなかった。3サイトでの調査には至っていない。

テクニカル分析(上海総合・ハンセン指数)

上海総合指数は3690.48と、前回割り込んだ節目の3700に届かず、3700を回復できなかった。ハンセン指数は2万3093.37と、前回付けた約3カ月半ぶりの安値圏から反発したが、上値は重い。50日・200日移動平均線とRSIの数値、南向き資金、AH株プレミアム指数の最新値は取得できなかった。売買の推奨ではない。

本日の注目点

来週は、人民銀行の資金供給の動きと企業の決算発表への反応、中東情勢に伴う原油の動きが市場心理を左右するとみられる。米国のハイテク・半導体株の動向も、中国のハイテク株に波及する可能性がある。