前回からの変化

前回(2026-10-29付、28日の取引)との比較である。今回は29日(木)の取引を扱う。

変わったこと(変化・新規)

  • 日経平均は前回の6万3954.19円から6万4659.47円へ705.28円(1.10%)上昇し、3日続伸となった。前回の685.82円高に続き、上げ幅は拡大した(OANDA ラボ)
  • TOPIXは前回の3,991.71から4,003.28へ11.57ポイント(0.29%)上昇し、前回の反落から反発した。節目の4,000を上回った
  • グロース市場250指数は前回の797.98から791.04へ6.94ポイント(約0.87%)下落し、前回の1.8%高から一転した
  • 日立製作所が決算後に9%超下落し、NECも決算を受けて大幅安となった(OANDA ラボ)。東証プライムの売買代金は約13兆8,600億円と、約4カ月ぶりの高水準になった(TOPIXの構成銘柄入れ替えに伴う売買を含むとされる)

昨日と同じこと(継続)

  • アドバンテストなど半導体関連の値がさ株が日経平均を押し上げる構図は続いた。前回の寄与度約230円から、今回は453円へ拡大した
  • 日銀会合(29日・30日)を前に、結果待ちの姿勢が続いた。ドル円は前回の157円88銭前後から、157円台後半〜後半で高止まりした(共同通信)

要因の連続性

  • 継続要因: AI・半導体株への買いと、日銀会合を前にした様子見。前回も同じ構図が主導した
  • 新規要因: 日立製作所とNECの決算を受けた個別の売りと、TOPIX構成銘柄の入れ替えに伴う大口の売買が新たに加わった。キオクシアの決算(30日引け後)への注目も強まった
  • 解消した要因: 前回あった「プライムの約7割が下落」という裾野の狭さは、今回は値上がり734銘柄に対し値下がり779銘柄と、ほぼ拮抗する水準に改善した

市況サマリー

29日(木)の東京市場の終値は次のとおり。

指標 終値 前営業日比 備考
日経平均株価 64,659.47円 705.28円高(1.10%高) 3日続伸
TOPIX 4,003.28 11.57ポイント高(0.29%高) 反発
グロース市場250指数 791.04 6.94ポイント安(約0.87%安) 前回797.98

東証プライムの売買代金は約13兆8,600億円で、約4カ月ぶりの高水準となった。値上がり734銘柄、値下がり779銘柄だった。10年国債利回りは2.829%、ドル円は157円81銭前後だった。

指数別動向

日経225

アドバンテストが6%上昇し、単独で日経平均を453円押し上げた。銀行株やAI関連銘柄も堅調だった一方、レーザーテックやディスコなど一部の半導体株は軟調で、日立製作所は決算後に9%超下落した(OANDA ラボ)。業種別では銀行業が2.54%高で首位、機械が1.70%安で最大の下落だった。

東証グロース市場

グロース市場250指数は791.04と、前日比6.94ポイント安で終えた。個別の材料は今回の出典では確認できなかった。

強気派 vs 弱気派

強気・建設的な見方:

  • OANDA ラボの「株式明日の戦略」は、アドバンテストの大幅上昇と売買代金の拡大を背景に、30日のキオクシアの決算発表の注目度が高まるとし、同社が先週の不調から切り返せるかが焦点だとした(OANDA ラボ)

弱気・慎重な見方:

  • 同記事は、半導体の中でもレーザーテックやディスコが軟調だった点を挙げ、物色が一様でないことを示した(同上)
  • 日銀会合では据え置き観測が強く、焦点は物価安定目標への到達判断で、年内の追加利上げは12月と見られているとの見方がある(出典は個別に確認できなかった)

いずれも相場観であり、事実ではない。個人名の確認できる発言は今回見つからなかった。調査は限られた出典にとどまった。

経済ニュース

29日の日本の主要経済指標の発表は、今回の出典では確認できなかった。個別銘柄では、アドバンテストが6%高、日立製作所が決算後に9%超下落し、NECも決算を受けて大幅安となった。30日にはキオクシアホールディングスが引け後に決算を発表する予定である(OANDA ラボ)。

日銀・金利・為替

日銀の金融政策決定会合は29日・30日に開かれ、結果は30日に出る。据え置き観測が強く、焦点は物価安定目標への到達判断とされる。10年国債利回りは2.829%と、前回の2.825%からわずかに上昇した。ドル円は30日朝5時時点で157円98銭前後だった(共同通信)。円安は輸出株に追い風になりうる(為替の詳細はfxを参照)。

テクニカル分析(日経225・グロース市場250指数)

日経平均は終値で6万4659.47円と、前回届かなかった6万4000円を明確に上回った。6万4000円は目先の下値の目安として意識されやすい水準とされる。TOPIXも4,000を回復した。移動平均線とRSIの最新値は確認できなかった(未確認)。値上がり銘柄と値下がり銘柄の数が拮抗しており、前回より上昇の裾野は広がったものの、日経平均の上げ幅の大半は少数の値がさ株に依存している。売買の推奨ではない。

本日の注目点

30日(金)は、日銀金融政策決定会合の結果発表と、その後の記者会見が最大の焦点となる。引け後にはキオクシアホールディングスの決算発表が予定されており、先週の不調から切り返せるかが注目される(OANDA ラボ)。