前回からの変化

前回(2026-09-13)との比較。

変わったこと(変化・新規)

  • 前回は「9/24に習近平氏の訪米」として先取りしていたが、今回は日程がさらに具体化し、習主席が23日夕方にワシントン郊外のアンドルーズ空軍基地に到着し、トランプ大統領が自ら出迎える異例の対応を取ることが判明した。国賓待遇の夕食会も予定され、24日にホワイトハウスで会談、25日に離米する日程が固まった(日本経済新聞)。
  • 新たに、トランプ大統領が国連総会出席のため9月21〜22日にニューヨークを訪問し、22日に高市早苗首相と日米首脳会談を行うことが判明した。米政府高官は、24日の米中首脳会談に先立つ実施であることから「対中で重要」との認識を示している(東京新聞)。
  • 前回はFOMC・日銀会合を今週の山場として先取りしていたが、両会合とも既に決定(FRB0.25%利上げ、日銀1.00%→1.25%利上げ)しており、今回は決定後の織り込みの変化が論点となっている(詳細はratesカテゴリ参照)。
  • 新たに、ノルウェー・スウェーデン・スイス・メキシコの4中銀が9月24日にそろって政策金利を発表することが判明した。米中首脳会談と同日に世界の中銀イベントが集中する形となる(Norges Bank)。
  • 前回予告した中国8月指標(小売売上高・鉱工業生産等)は既に発表済みで、今回は9月21日の人民銀行LPR発表が新たな焦点となる。市場は1年3.0%・5年超3.5%での16か月連続据え置きを予想している(Investing.com)。

昨日と同じこと(継続)

  • 決算発表が相次ぐ点は前回(レナー・ゼネラル・ミルズ・ダーデン)から続く構図で、今回はゼネラル・ミルズ(23日)、コストコ・ダーデン(24日)が主役となる。
  • 米財務長官ベッセント氏と中国の何立峰副首相らによる通商協議(週末にニューヨークで開催)は、前回に続き24日の首脳会談への地ならしと位置づけられている。

要因の連続性

  • 継続要因: 米中通商協議・関税休戦延長への期待、決算発表の本格化。
  • 新規要因: 日米首脳会談(22日)、北欧・スイス・メキシコ中銀会合の集中(24日)、習主席訪米の詳細日程確定。
  • 解消した要因: 前回最大の不確実性だったFOMC・日銀会合の結果待ちは、両会合の決定により解消した。

1. 今週の要点

  • 今週最大の焦点は9月24日、トランプ大統領と習近平国家主席によるワシントンでの首脳会談である。習主席は23日夕方に到着し、トランプ氏自ら出迎える異例の対応が予定されている(日本経済新聞)。
  • 9月22日には、トランプ大統領が国連総会出席を兼ねてニューヨークで高市早苗首相と日米首脳会談を行う。米中首脳会談に先立つタイミングでの実施が「対中で重要」と位置づけられている(東京新聞)。
  • 24日には北欧(ノルウェー・スウェーデン)・スイス・メキシコの中銀会合が重なり、世界の金融政策イベントが集中する一日となる。
  • 決算では23日朝にゼネラル・ミルズ、24日にコストコ・ホールセール(引け後)とダーデン・レストランツ(朝)が発表を予定している。
  • 日本はシルバーウィーク(19〜23日)、中国は25日の中秋節でそれぞれ市場が休場となる週である。

2. 曜日別カレンダー

日付(JST) 国・地域 イベント 前回/予想 注目度
9/20(日) 米中 ベッセント財務長官・何立峰副首相らの通商協議(ニューヨーク、〜21日) 関税休戦(11/10期限)延長等が議題 高
9/21(月) 日本/中国 敬老の日で東京市場休場/人民銀行LPR発表 LPRは1年3.0%・5年超3.5%で16か月連続据え置き予想 中
9/22(火) 日米 日米首脳会談(トランプ・高市、NY)/米2年債入札(780億ドル)/リッチモンド連銀製造業指数 対米投資拡大の要請等が焦点 高
9/23(水) 日本/南ア/グローバル 秋分の日で東京市場休場/南ア中銀(SARB)会合/グローバルPMI速報値(米欧日)/米5年債入札(700億ドル) 独仏英日のPMI速報が景気の踊り場を確認する材料に 中
9/24(木) 米中/北欧・スイス・墨 米中首脳会談(トランプ・習近平、ワシントン)/ノルウェー・スウェーデン・スイス・メキシコ中銀会合/独Ifo景況指数/豪雇用統計/米7年債入札(440億ドル) 関税休戦延長・レアアース供給改善で合意できるかが焦点 高
9/25(金) 中国/米国 中秋節で中国本土・香港市場休場(〜27日)/米耐久財受注/ミシガン大学消費者信頼感指数確報 中国は3連休入り 中
9/26(土) - 特筆すべき新規予定なし - 低

3. 中央銀行

  • 人民銀行(PBOC): 9月21日(月)にLPR(ローンプライムレート)を発表。1年3.0%・5年超3.5%での16か月連続据え置きが予想されている。国内需要の弱さは続くものの、銀行の利ざや圧迫と海外金利の高止まりが追加緩和の余地を制約しているとされる(Investing.com)。
  • 南アフリカ準備銀行(SARB): 9月23日(水)に金融政策委員会を開催。
  • ノルウェー中央銀行(Norges Bank): 9月24日(木)に政策金利発表と金融政策報告を公表。現行の政策金利は4.5%で据え置き基調にある(Norges Bank)。
  • スウェーデン中央銀行(リクスバンク): 9月24日(木)に政策決定。現行の政策金利は2.25%。
  • スイス国立銀行(SNB): 9月24日(木)に政策決定。現行の政策金利は0.0%。
  • メキシコ中央銀行(バンメヒコ): 9月24日(木)に政策決定。現行の政策金利は9.5%。
  • FRB・日銀・ECB・BOE: 今週の会合開催はない。FRB(9/16、3.75〜4.00%へ利上げ)・日銀(9/18、1.25%へ利上げ)ともに決定済みで、市場は決定後の織り込みを消化する段階にある(詳細はratesカテゴリ参照)。

4. 主要決算

企業 発表日(JST基準) 寄り前・引け後 注目点
ゼネラル・ミルズ(GIS) 9/23(水) 寄り前 市場予想EPS0.72ドル、食品インフレと需要動向
コストコ・ホールセール(COST) 9/24(木) 引け後 市場予想EPS6.52ドル、決算発表で株価が2.5%程度動く可能性(Investing.com)
ダーデン・レストランツ(DRI) 9/24(木) 寄り前 市場予想EPS2.06〜2.08ドル、外食需要の強さ
オートゾーン/ソー・インダストリーズ/KBホーム 9/22(火) 寄り前(KBホームは引け後) 住宅・自動車部品関連の需要動向
シンタス/ペイチェックス 9/23(水) 寄り前 企業向けサービス需要

5. 政治・政策の日程と期限

  • 米中首脳会談(9/24): トランプ大統領と習近平国家主席がワシントンで会談。習主席は23日夕方にワシントン郊外のアンドルーズ空軍基地に到着し、トランプ氏が自ら出迎える異例の対応を取る。国賓待遇の夕食会も予定され、25日に離米する日程。11月10日に期限を迎える関税休戦の延長、レアアース供給改善が主要議題とみられる(詳細はchina_stockカテゴリ参照)(日本経済新聞)。
  • 日米首脳会談(9/22): トランプ大統領が国連総会出席のためニューヨークを訪問し、高市早苗首相と会談。対米投資拡大の要請など経済分野の議題が出るかが注目される(東京新聞)。
  • 日本の臨時国会: 高市改造内閣(9/17発足)が固めた食品消費税引き下げ(2027年4月〜)を審議する臨時国会は10月2日または5日召集の方向で調整中(今週の対象期間外だが今後の焦点、詳細はjapan_stockカテゴリ参照)。
  • 米国の政府資金は9/1成立のつなぎ予算で12/11まで確保済みで、今週に新たな財政上の期限は到来しない。

6. 需給・市場イベント

  • 米国債入札: 9/22(火)に2年債(780億ドル)、9/23(水)に5年債(700億ドル)、9/24(木)に7年債(440億ドル)の入札が予定されている(Investrade)。
  • OPEC+: 今週、閣僚級会合の予定は確認できなかった。第4四半期は生産据え置きが基本線とされ、次回の本格協議は10月以降とみられる。
  • 暗号資産: 今週の主要なトークンアンロックは確認できなかった。
  • IPO: 今週の主要IPO日程は確認できた範囲では見当たらなかった。

7. 休場日

  • 日本: 9/21(月・敬老の日)、9/23(水・秋分の日)が休場。9/22(火)も「国民の休日」として休場となり、19〜23日の5連休(シルバーウィーク)が続く。取引再開は9/24(木)(祝日カレンダー)。
  • 中国: 9/25(金)が中秋節で、25〜27日の3連休となる。取引再開は9/28(月)(globalholidayscalendar.com)。
  • 米国: 今週は休場なし。
  • 欧州(英・独・仏など): 今週は休場なし。

8. 先週からの持ち越し論点

  • 前回(9/13)予告したFOMC(9/15-16)は0.25%利上げ(3.75〜4.00%、全会一致)を決定し、ドットプロットでは年内あと1回の追加利上げが示された。
  • 前回予告した日銀会合(9/17-18)は政策金利を1.00%から1.25%へ引き上げることを決定した(9人中7人賛成・2人反対)。反対票を受けて追加利上げ加速観測が後退し、ドル円はむしろ円安方向(週末158円台前半)に振れた(詳細はratesカテゴリ参照)。
  • 前回「未発表」としていたフェデックスの決算(9/17引け後)は、EPS3.83ドル(予想3.71ドル)・売上高222.0億ドル(予想217.4億ドル)といずれも市場予想を上回り、通期ガイダンスも上方修正された(詳細はearningsカテゴリ参照)。
  • 週末(9/20〜21)に予定されていたベッセント財務長官・何立峰副首相らの通商協議は、今週24日の米中首脳会談への地ならしとして結果が注目される。