前回からの変化
前回(2026-10-07、10月6日の取引)との比較である。
変わったこと(変化・新規)
- 変化: S&P500は前回の7,818.93から7,801.77へ17.16ポイント(マイナス0.22%)下落し、最高値更新が止まった(Yahoo Finance: 10/7 市況)
- 変化: NYダウは前回のプラス0.49%からマイナス0.66%へ転じ、ラッセル2000も前回のマイナス0.59%からマイナス1.31%へ下げ幅が拡大した
- 変化: 10年債利回りは前回の5.27%から上昇した。報道では5.31%前後、取引中の高値は5.36%とされ、記事により水準に差がある(30年債は5.73%で2002年以来の高水準とされる)
- 新規: FOMC議事要旨(9月会合分)が公表され、「年末までに追加の利上げが適切となる可能性が高い」との趣旨が示された。前回レポートで予告した注目イベントの結果にあたる
昨日と同じこと(継続)
- NVIDIAとAMDが最高値圏にとどまる構図は継続した(下落は1%未満)
- 指数は高いが上昇の裾野は狭いという構図が、小型株の下落でさらに目立った
要因の連続性
- 継続要因: 長期金利の高止まりと追加利上げ観測という上値抑制要因は前回に続いて働いた。AI関連への資金集中も続いた
- 新規要因: 議事要旨の年内追加利上げへの言及、原油価格が1バレル100ドル近辺と報じられたこと、仮想通貨の下落(ビットコインは8万3千ドル台)がリスク回避を促した
- 解消した要因: 前回追い風だった長期金利の低下と原油安は、10月7日は反転した
市況サマリー
| 指数 | 終値 | 騰落率 | 前回終値 |
|---|---|---|---|
| S&P500 | 7,801.77 | マイナス0.22% | 7,818.93 |
| NASDAQ総合 | 27,538.69 | マイナス0.22% | 27,599.79 |
| NYダウ | 51,179.87 | マイナス0.66% | 51,521.28 |
| ラッセル2000 | 2,793.20 | マイナス1.31% | 2,830.30 |
取得時点は2026年10月7日のNY市場引け値。値はYahoo Finance: 10/7 市況による。ナスダック100の終値は未確認。
指数別動向
S&P500
S&P500は前日の最高値から反落した。長期金利の上昇で、メガキャップのテック以外の株に割高感が意識されたと伝えられている(Yahoo Finance: 10/7 市況)。
ナスダック総合・ナスダック100
NASDAQ総合は27,538.69でマイナス0.22%と小幅な下げだった。半導体ではNVIDIAとAMDがいずれも最高値から1%未満の下げにとどまった。個別ではWebullが中国との関係をめぐる議会の懸念で約20%急落し、SpaceXは400億ドル規模の債務調達報道で約2%下げた(Yahoo Finance: 10/7 市況)。ナスダック100の騰落率は未確認。
NYダウ
NYダウは341.41ドル安の51,179.87ドル(マイナス0.66%)で、3指数の中で下げが最も大きかった。ラッセル2000も1.31%安で、金利高に弱い中小型株が売られた(Yahoo Finance: 10/7 市況)。
強気派 vs 弱気派
強気派: 相場の支えとして、第3四半期のS&P500企業の利益が約30%増と見込まれている点が挙げられた。特定の発言者は今回確認できなかった(相場観の一般的な見方)(Yahoo Finance: 10/7 市況)。
弱気派・警戒派: Capital.comのシニアアナリスト、ダニエラ・ハソーン氏は、先物が下げた朝の時点で、投資家は強い業績期待と債券利回りの再上昇のバランスを見直していると述べた(相場観)(Yahoo Finance: 10/7 市況)。
前回は指数の最高値と裾野の狭さの対比が論点だったが、今回は金利の再上昇と議事要旨の利上げ言及が弱気側の根拠として前面に出た。強気・弱気とも主張の出典は限られ、3サイト以上の網羅はできていない。
経済ニュース
10月7日の主な材料はFOMC議事要旨である。9月会合の議事要旨は、年末までに追加の利上げが適切となる可能性が高いとの趣旨を示した一方、当局者は今後のデータを見て判断するとも強調した。市場は今月中の0.25パーセントポイントの利上げを約20%の確率でしか織り込んでいないと伝えられた(Yahoo Finance: 10/7 市況)。
個別では、WebullとSpaceXの下落のほか、レヴィ・ストラウスとアプライド・デジタルの決算が予定されていた。主要な米経済指標の発表は確認できなかった。
金利・為替が株に効いた分
10年債利回りは5.3%台に上昇し、取引中の高値は5.36%、30年債は5.73%と、いずれも2002年以来の水準とされる。金利上昇はバリュエーションの高いグロース株や、借り入れ依存度の高い中小型株の重しになった(推測を含む)。原油価格が1バレル100ドル近辺と報じられたことも物価面の警戒を強めた(Yahoo Finance: 10/7 市況)。VIXとドル円・ドル指数の数値は確認できなかった(未確認。為替の詳細はfxを参照)。
テクニカル分析(S&P500・ナスダック100・NYダウ)
移動平均線・RSIなどの数値は、今回の出典では確認できなかった(未確認)。確認できる範囲では、S&P500の終値7,801.77は前回の最高値圏にあり、前日終値の7,818.93が直近のレジスタンス、前々日の終値7,773.95付近が目先のサポートとされる水準である。指数は高値圏を保つ一方、ラッセル2000が1.31%下げており、上昇の広がりに欠ける状況が続いている。ただし断定はできず、金利動向次第で調整が深まるか、再び高値を試すかが分かれる。
今夜の注目イベント
10月8日(木)の具体的なスケジュールは今回の出典で確認できなかった。通例、木曜は米新規失業保険申請件数が発表される曜日であり、金利と雇用の関係を探る材料になりうる(未確認の一般的な予定)。債券市場の長期金利と、議事要旨を受けたFRB高官の発言に引き続き注意が必要である。
