前回からの変化

前回(2026-10-15付、14日の取引)との比較である。

変わったこと(変化・新規)

  • 日経平均は前回の6万7744.29円から6万4425.95円へ、3318.34円(4.90%)安となった。下げ幅は歴代3位で、取引時間中には3600円超下げる場面もあった(日本経済新聞)
  • TOPIXは前回の4096.78から3999.34へ97.44ポイント(2.38%)安となり、約2か月ぶりに4000を割り込んだ。前回は小幅安だったが、今回は全面安に近い下げ方となった
  • 前回は朝高から上げを消す展開だったが、今回は寄り付きから800円超安で始まり、午前中に下げが加速した(トレーダーズ・ウェブ)
  • 前回予告されていた米CPIは予想を上回り、半導体株売りの引き金になった。全面安の中で医薬品が4.01%高と業種別の首位になった(世界一やさしい投資の学校)

昨日と同じこと(継続)

  • 半導体株の弱さが続いた。前回は東京エレクトロンが売られたが、今回はアドバンテスト、東京エレクトロン、ソフトバンクグループがそろって大きく下げた
  • ドル円は158円台の円安水準が続いた(158.01円付近)

要因の連続性

  • 継続要因: AI・半導体株の弱さと、米CPIを受けた利上げ観測は前回から続いた
  • 新規要因: コアウィーブ社債の急落によるAI投資の資金調達への警戒、SOX指数の4%超の下落、韓国・台湾株の急落(みんかぶFX)
  • 解消した要因: 前回の焦点だったASML決算とTSMC決算待ちは通過した。前回言及されたイオンやオリンパスの個別材料は、今回の出典では触れられていない

市況サマリー

15日(木)の東京市場の終値は次のとおり。

指標 終値 前営業日比 備考
日経平均株価 64,425.95円 3,318.34円安(4.90%安) 6日続落、歴代3位の下げ幅
TOPIX 3,999.34 97.44ポイント安(2.38%安) 4,000割れ
グロース市場250指数 終値未確認 25.05ポイント安 騰落率は未確認

プライム市場は値上がり564銘柄に対し値下がり948銘柄、売買高は約30億2000万株、売買代金は約10兆1400億円だった(トレーダーズ・ウェブ、日本経済新聞)。

指数別動向

日経225

14日の米市場で9月の米CPIが予想を上回り、利上げ観測が再燃した。あわせてAIクラウド企業コアウィーブの社債価格が急落し、AI投資を借り入れで支えられるのかという懸念が強まった。この流れで朝から半導体関連が売られた(日本経済新聞)。

寄与の面では、アドバンテストが約15%下落して単独で約1300円押し下げた。東京エレクトロンとソフトバンクグループも大きく売られ、3銘柄で2000円超の押し下げになった(世界一やさしい投資の学校)。業種別では33業種中23業種が下落し、非鉄金属が10.67%安と最大の下げとなった。一方、医薬品が4.01%高、不動産や小売も上昇した。決算を出した良品計画は上場来高値をつけた。午後は6万4000円台前半で売りが一巡したが、戻りは限られた。

東証グロース市場

グロース市場250指数は25.05ポイント下落した。終値と騰落率は今回の出典で確認できなかった。アジア全体でも韓国総合株価指数が7.57%安、台湾加権指数が3.41%安と半導体株を中心に急落した(みんかぶFX)。

強気派 vs 弱気派

発言者名と根拠が確認できる相場観は、今回の出典には見当たらなかった。出所不明の見通しは採用しない方針のため、ここでは確認できた論調のみ記す。

弱気派の論調: 市場の関心は「AI設備投資をどこまで借り入れで支えられるか」に集まっており、金利上昇下での投資負担への警戒が売りの背景にある(世界一やさしい投資の学校)。

強気派の論調: 医薬品や不動産など内需・ディフェンシブ業種に資金が向かい、決算が好調だった良品計画は上場来高値をつけた。売り一巡後の戻りを待つ声は、出典では確認できなかった。

経済ニュース

15日に日本の主要な経済指標の発表は確認できなかった。

個別では、アドバンテストが約15%安、東京エレクトロンとソフトバンクグループも大幅安となった。決算では、良品計画が好調な第1四半期決算と2桁の営業増益見通しを受けて上場来高値をつけた(トレーダーズ・ウェブ)。

日銀・金利・為替

日銀の金融政策に関する新たな発表は、今回の出典では確認できなかった。日本の長期金利(10年国債利回り)の15日の水準も確認できなかった。

ドル円は158.01円付近で推移した。米CPI後に159円手前まで上昇した水準から小幅に戻した形で、為替の詳細はfxを参照。円安は輸出株に追い風とされるが、今回は半導体株売りの影響が上回った。

テクニカル分析(日経225・グロース市場250指数)

日経平均は6日続落で、下向きの25日移動平均線(直近25日の終値の平均で、中期の流れを見る指標)を割り込んだとされる。市場では、次の下値の目安として200日移動平均線がある6万1000円付近を意識する声が伝えられている(newage3)。発言者は確認できていない。RSI、騰落レシオ、日経平均VI、およびグロース市場250指数の指標値は取得できなかった。売買の推奨ではない。

本日の注目点

16日(金)の東京市場は、15日の米国市場の結果が焦点になる。米国ではPPIと小売売上高が予想を上回ったが、ダウ平均が1.1%高、S&P500が0.3%高と反発し、フィラデルフィア半導体株指数は0.88%安にとどまった(Investrade)。AI関連株の売りが一巡するか、6万4000円台前半を維持できるかが注目される。

16日の国内の決算発表や経済指標の予定は、今回の出典では確認できなかった。