前回からの変化

前日(2026-10-14付、13日の取引)との比較である。

変わったこと(変化・新規)

  • 日経平均は前回の6万7777.52円から6万7744.29円へ、33.23円(0.05%)安と小幅続落した。朝方は630.62円高の6万8408.14円まで上昇したが、午後に上げを消した(日本経済新聞)
  • TOPIXは前回の4110.67から4096.78へ13.89ポイント(0.34%)安となり、3日ぶりに反落した(株探ニュース)
  • 前回は買われた銀行株が今回は軟調で、証券・精密機器も売られた。石油・石炭、非鉄金属などが上昇した
  • 前回は「米CPIとASML決算が焦点」とされていた。ASML決算は売上高が市場予想並みにとどまったと受け止められ、AI・半導体株の売りにつながった(日本経済新聞)

昨日と同じこと(継続)

  • 半導体株の弱さが続き、キオクシアは前回の急落に続いて下落した(終値は1万4690円で490円安)(Investing.com)
  • ドル円は158円台の円安水準が続いた(158円29銭付近)
  • 日経平均は6万7000円台後半での推移が続いた

要因の連続性

  • 継続要因: AI・半導体株の弱さ、原油高と中東情勢への警戒、米CPIを控えた様子見
  • 新規要因: ASMLの決算内容への失望(売上高が予想並み)、オリンパスのFDA警告書、イオンの減益、米銀株の弱さ
  • 解消した要因: 前回の売り材料だった中国メモリーメーカー関連の報道は、今回の出典では言及を確認できなかった

市況サマリー

14日(水)の東京市場の終値は次のとおり。

指標 終値 前営業日比 備考
日経平均株価 67,744.29円 33.23円安(0.05%安) 5日続落、高値68,408.14円
TOPIX 4,096.78 13.89ポイント安(0.34%安) 3日ぶり反落
グロース市場250指数 未確認 未確認 終値を確認できなかった

プライム市場の売買代金は7兆4500億円、売買高は約21億9000万株。値上がり604銘柄に対し値下がり892銘柄だった(株探ニュース、トレーダーズ・ウェブ)。

指数別動向

日経225

前日の大幅安の反動で買いが先行し、日経平均は一時630円超高の6万8408円まで上昇した。しかし午後2時ごろに発表されたASMLの決算が、AI投資の勢いは強いものの売上高は予想並みにとどまったと受け止められ、東京エレクトロンなど半導体株が売られて上げを消した(日本経済新聞)。

寄与の面では、ファーストリテイリングが約166円分押し上げた一方、東京エレクトロンが約159円分押し下げた。オリンパスはFDAの警告書を受けて値下がり率の首位となり、イオンは6〜8月期の営業益が10%減となって大きく下落した(株探ニュース)。33業種中14業種が上昇し、石油・石炭、非鉄金属などが買われ、銀行、証券、精密機器が売られた。

東証グロース市場

グロース市場250指数の終値と騰落率は、今回の出典で確認できなかった。個別では、半導体向けのモバイルマニピュレーターの開発を発表したFIGがストップ高となった(トレーダーズ・ウェブ)。

強気派 vs 弱気派

今回確認できたのは市況解説が中心で、発言者名を伴う3サイト以上の相場観は確認できていない。以下は市況解説に見られる論調である。

弱気派の論調: 株探ニュースは、TSMCの決算発表を控えて内容を見極めたい投資家が多く、買いが限定的だったと伝えている。財経新聞は、日経平均が5日移動平均線を4日連続で下回り、売り圧力の強さが再確認されたと指摘する(財経新聞)。

強気派の論調: 日本経済新聞は、前日までの大幅下落を受けて買い戻しが入り、一時600円以上上昇したと伝える。売り込まれた銘柄に買い戻しが入る場面があった(日本経済新聞)。

なお、これらは相場観であり、事実や売買推奨ではない。

経済ニュース

14日に日本の主要な経済指標の発表は確認できなかった。

個別では、キオクシアが続落(1万4690円、490円安)し、2営業日で約16%下落した。ファーストリテイリング、ソフトバンクグループ、リクルートなどが上昇した。ストップ高は、ヒューリック傘下のTOB対象となったリソー教育グループとFIGだった(株探ニュース、Investing.com)。

日銀・金利・為替

日銀の金融政策に関する新たな発表は確認できなかった。日銀の追加利上げ観測が円相場に影響しているとの指摘がある。銀行株は前回の上昇から一転して売られた(Investing.com)。日本の長期金利の14日の水準は確認できなかった。

ドル円は158円29銭前後、ユーロ円は177円45銭前後で推移した(トレーダーズ・ウェブ)。米CPI後にドル円は159円手前まで上昇したが、その後158円台前半へ戻した(詳細はfxを参照)。円安は輸出株に追い風、輸入コスト増は内需株の重しになりやすいとされる。

テクニカル分析(日経225・グロース市場250指数)

日経平均の14日の高値は68,408.14円、終値は67,744.29円で、5日続落となった。財経新聞は、25日移動平均線は上向きを保つ一方、5日線と75日線は下向きだとしている。5日線を4日連続で下回っており、短期の勢いは弱いとされる(5日移動平均線は直近5日の終値の平均で、短期の流れを見る指標)(財経新聞)。具体的なRSIや騰落レシオ、日経平均VI、およびグロース市場250指数の指標は、今回の調査では確認できなかった。売買の推奨ではない。

本日の注目点

15日(木)の東京市場は、14日の米国市場でナスダックが1.9%安と急落したことの影響が焦点になる。米CPIの上振れで利上げ観測が再燃しており、AI・半導体株の動向が注目される(トレーダーズ・ウェブ)。TSMCの決算発表の内容を見極めたいとの見方もある。日経平均が6万7000円台を維持できるか、ドル円が158円台を保つかも注目される。