前回からの変化
前回(2026-10-10付、10月9日の取引)との比較である。12日(月)は東京市場が祝日休場だったため、日本株の新たな終値はなく、連休中の海外市場と先物の動きが材料となる。
変わったこと(変化・新規)
- 東証は12日が休場のため、指数の終値は9日のまま(日経平均6万9030.92円、TOPIX 4104.81、グロース市場250指数806.62)。休日の先物取引では日経225先物12月限が6万9150円と、前営業日比320円安(0.46%安)で終えた(世界一やさしい投資の学校)
- 前回は半導体株の持ち直しが焦点だったが、12日のNY市場ではナスダックが27,245.90で0.44%安と下げ、ハイテク株に売りが出た。ダウは51,850.55ドルで195.60ドル(0.38%)高、S&P500は7,807.24で0.06%安だった(みんかぶ)
- 日本の長期金利は、前回確認値3.094%から、9日15時07分時点の3.010%へ低下した(日本経済新聞)
- 前回予告した「9日引け後の安川電機の決算への反応」は、13日の取引で初めて出る。13日朝時点では株価反応は未確認である
昨日と同じこと(継続)
- 前回に続き、日経平均が7万円手前で伸び悩む構図が続く。シカゴ日経先物は13日4時台に6万8410円と、7万円を下回っている(みんかぶ)
- ドル円が158円台の円安水準にあることも継続した。13日3時台は158円65銭前後、12日の休日取引時点は158円40銭前後だった(みんかぶ、世界一やさしい投資の学校)
要因の連続性
- 継続要因: 半導体株の動向が相場の方向を左右する構図は前回から続く。休日取引時点で半導体株指数(SOX)が3日続落しており、前回の「半導体株安が朝方の売り材料」という流れが続いている(世界一やさしい投資の学校)
- 新規要因: 14日の米消費者物価指数(CPI)が相場の前提を決めるとの見方が新たに強まった。ほかに米大手銀の決算が本格化する点、原油高がハイテク株の売り材料として挙がった点が加わった(みんかぶ)
- 解消した要因: 前回の売り材料だったOpenAIの売上観測は、今回の出典では新たな言及を確認できなかった
市況サマリー
12日(月)はスポーツの日で東京市場は休場だった。下表は最後の取引日である9日の終値と、休日の関連指標である。
| 指標 | 水準 | 備考 |
|---|---|---|
| 日経平均株価(9日終値) | 69,030.92円 | 11.19円安、3日続落 |
| TOPIX(9日終値) | 4,104.81 | 0.33%高 |
| グロース市場250指数(9日終値) | 806.62 | 1.49%高 |
| 日経225先物12月限(12日、休日取引) | 69,150円 | 320円安(0.46%安) |
| シカゴ日経先物(13日4時台) | 68,410円 | 限月と取引時間が異なるため現物終値との単純比較は不可 |
9日までの数値は前回レポートの確認値である(マネックス証券)。休日取引は流動性が薄く、実際の13日の寄り付きは先物水準と異なる場合がある。
指数別動向
日経225
東京市場は連休中だったため、日経平均は動いていない。休日取引では、先物はボリンジャーバンドの+1σ(6万8810円)とパラボリックのSAR値(6万8930円)の上で推移した(世界一やさしい投資の学校)。その後、13日4時台のシカゴ日経先物は6万8410円まで下げた。9日の終値より低い水準だが、先物と現物の差や限月の違いがあり、下落幅は断定できない。
アジアでは12日、韓国総合株価指数が3.65%安と大きく下げ、インドのSENSEX30も0.85%安、台湾加権指数は0.02%安、豪ASX200は0.76%高と、まちまちだった(みんかぶ)。韓国株の下げの理由は今回の出典では確認できていない。
東証グロース市場
12日は休場のため、新たな動きはない。9日の終値は806.62だった。グロース市場に固有のニュースは、今回の調査では確認できなかった。
強気派 vs 弱気派
強気派: 世界一やさしい投資の学校の休日版は、休日の先物がボリンジャーバンド+1σとパラボリックSARという2つのテクニカル水準の上で終始推移し、それが下値を支えたと説明する。上値は+2σの7万1180円まで距離があるとし、上昇余地を残す見方である(世界一やさしい投資の学校)。
弱気派: 同サイトは、指数の水準と中身のずれが埋まっていない点を最大の懸念とする。9日は値上がり銘柄が1194と多かったのに日経平均は小幅安で、特定の大型株に偏った相場になっているとの指摘である。半導体株指数が3日続落しており、支えが重しに変わる可能性があるとも警戒する。週間展望では、ドル円が160円に近づけば為替介入のリスクがあるとも指摘している(世界一やさしい投資の学校)。
強気・弱気とも、今回確認できたのは1サイトの見方に限られ、3サイト以上の調査はできていない。
経済ニュース
12日は日本の主要な経済指標の発表は確認できなかった。国内の決算は13日のイオン、14日の良品計画、15日の高島屋が軸になるとの市場解説がある(株探)。9日引け後に発表された安川電機は、売上収益2856億円(9.8%増)、営業利益220億円(5.5%減)で、通期営業利益を575億円へ下方修正した(ビジネス+IT)。13日にその株価反応が出る。
米国では12日にメタが3.38%高と買われ、新しいAI「ミューズ・ワンダー」の公開が材料とされた(みんかぶ)。
日銀・金利・為替
日銀の金融政策に関する新たな発表は確認できなかった。日本の新発10年物国債利回り(長期金利)は、9日15時07分時点で3.010%と、前回確認値の3.094%より低下した(日本経済新聞)。長期金利の低下局面では、地方銀行株が下落したと週間展望は指摘する。
ドル円は13日3時台に158円65銭前後で推移した(みんかぶ)。想定レンジは157〜160円とされ、160円は介入が意識される水準との見方がある(世界一やさしい投資の学校)。円安は輸出株に追い風、輸入コスト増は内需株の重しとされる。なお、米国債市場は12日がコロンブスデーで休場だった。
テクニカル分析(日経225・グロース市場250指数)
日経平均先物(12月限)について、世界一やさしい投資の学校は次の水準を挙げる(世界一やさしい投資の学校)。下値は25日移動平均線が6万6450円、75日移動平均線が6万6670円で、現在値との間に約2500円の距離がある。上値は+2σが7万1180円である。ボリンジャーバンド+1σの6万8810円は直近の支えとして意識された水準だが、シカゴ先物はこの付近まで下げている。移動平均線から離れて上方にあるほど、反落時の下げ余地が大きいとされるが、これは売買の推奨ではない。
週間展望の想定レンジは、日経平均が6万8100〜7万800円である(世界一やさしい投資の学校)。RSIとグロース市場250指数のテクニカル指標は、今回の出典では確認できなかった。
本日の注目点
13日(火)は連休明けの取引日で、13日から16日までの4営業日となる。13日はイオンとJ.フロント リテイリングの中間決算が予定される。9日引け後の安川電機の決算への株価反応、連休中のNY市場でナスダックが下げた影響、ドル円の水準が焦点である。
週の後半は、14日の米CPIと5年債入札、半導体製造装置大手ASMLの決算が重なる。ASMLとTSMCの決算が半導体株の持続性を左右するとされる(世界一やさしい投資の学校)。米国では13日に大手銀の決算が始まる。

