前回からの変化

前回レポートなし(比較対象なし)

市況サマリー

指数 終値 騰落
日経平均株価(日経225) 65,877.62円 -486.58円(6営業日ぶり反落)
TOPIX 4,112.00 -16.59
東証グロース市場250指数 ― 3営業日続落

指数別動向

日経225

日本経済新聞によると、日経平均は前週末比486円58銭安の65,877円62銭で取引を終え、6営業日ぶりの反落となった。朝方は米国株高・原油安を受けて141円74銭高の66,505円94銭で寄り付いたが、利益確定売りに押されてマイナスに転じ、終盤にかけて韓国コスピの下落や半導体株の売りが強まったことで下げ幅を拡大し、安値引けとなった(財経新聞、Yahoo!ファイナンス)。セクター別では保険・銀行・電気ガス業が上昇した一方、医薬品・パルプ紙・鉱業が下落した。

個別では、UBS証券が投資判断を「ニュートラル」から「セル」へ格下げし目標株価を7,800円から5,500円に引き下げた任天堂が4日続落し、指数の押し下げ要因となった。UBSは、看板タイトルの平均販売価格への貢献低下、スイッチ2への買い替えに伴うソフト買い需要の一巡、メモリー価格上昇によるコスト増を格下げの理由に挙げている(日本経済新聞)。

東証グロース市場250指数

財経新聞によると、東証グロース市場250指数は3営業日続落し、買いが続かない弱い展開となった。新興株全般に、米長期金利の上昇による金利感応度の高さが重荷となっている。

強気派 vs 弱気派

強気派: NOMURAウェルスタイルによると、野村證券のストラテジストは堅調な需給環境を反映し日経平均の2026年末想定を70,000円に上方修正した。シティグループ証券のストラテジストも、企業業績の2桁増益や高市政権の成長投資への期待を根拠に、日経平均が7万5,000円から8万円、さらに9万円まで上昇する可能性を指摘しているとされる。専門家106人を対象とした調査でも6割超が「強気・やや強気」との結果が出ている。

弱気派: SBI証券投資情報メディアは、日経平均の水準の高さそのものに警戒感を示し、「想定外の急落」への備えを呼びかけている。AI・半導体株の過熱感、米国景気の減速、FRBの追加利上げなどが重なれば10〜20%程度の調整が起こり得るとの見方も紹介されており、8〜9月の「夏枯れ」で上値の重さが意識されやすいとの指摘もある。三井住友DSアセットマネジメントの2026年12月末想定(61,500円)は、野村やシティの目標対比では相対的に慎重な水準にとどまる。

経済ニュース

米長期金利がイラン情勢の緊迫化を受けて上昇したこと(詳細はecon_indicators・us_stockを参照)を受け、金利敏感株や半導体株への売りが波及した。ドル円は157円台で推移しており(詳細はfxを参照)、輸出株には円安メリットが働く一方、原油高は内需・輸送関連企業のコスト増要因として意識されている。

日銀・金利・為替

日銀は9月17〜18日の会合で政策金利を1.25%に引き上げており、10月の追加利上げ観測も強まっている(詳細はecon_indicatorsを参照)。利上げペースの加速は金融株にとって追い風となる一方、グロース株・新興株には逆風となりやすく、東証グロース市場250指数の軟調地合いの一因となっている。為替はドル円157円台と円安方向で推移しており、輸出関連の大型株には下支え材料となっている。

テクニカル分析(日経225・グロース市場250指数)

日経平均は直近まで6営業日続伸していた反動から28日に反落したが、依然として6万円台後半の高値圏で推移しており、短期的な過熱感の調整という位置づけにとどまる。RSI(14日)は一般に70%超で買われすぎ、30%未満で売られすぎとされる基準に照らすと、直近までの連騰を経て高水準にあった可能性があり、28日の反落はその調整とみられる。グロース市場250指数は半導体・新興株安を受けて3営業日続落しており、相対的に弱い値動きが続いている。

本日の注目点

半導体・AI関連株の戻りの有無と、任天堂の格下げが他のゲーム関連銘柄に波及するかが目先の焦点となる。為替(ドル円157円台)の動向と、日本時間今夜発表の米経済指標(詳細はecon_indicatorsを参照)も東京市場の地合いに影響しうる。