前回からの変化
変わったこと(変化・新規)
- 台風27号は5日3時時点で中心気圧925ヘクトパスカルの発達のピークにあり、6日にかけて小笠原近海を北上する。前回は「5日夕方から6日朝に接近」としていたが、6日の予想波高が小笠原諸島8メートル、伊豆諸島5メートルと具体化し、小笠原諸島には波浪警報が出ている(tenki.jp)
- 台風27号は6日以降に進路を東寄りに変え、本州から離れて進む見込みで、関東上陸の可能性は低い(tenki.jp)
- 印旛沼の堤防復旧は、10月3日に第1段階「荒締切工」が終わり、第2段階「二重締切工」へ進んだ。前回レポートに無かった新しい進捗である(読売新聞)
昨日と同じこと(継続)
- 千葉県の被害数字(死者9人、行方不明1人、停電約1190軒、断水100戸)は10月2日16時時点のまま、新しい公表分は確認できていない
- 県管理道路の通行止め56区間(うち29区間は復旧に1か月以上)とJR内房線の長期不通が続いている(NHKニュース)
要因の連続性
- 継続要因: 土砂崩れや堤防決壊によって道路・鉄道の復旧が進まない状況は前回に続く。内房線の姉ケ崎〜木更津間は少なくとも3か月程度かかる見通し(日本経済新聞)
- 新規要因: 台風27号が発達のピークを迎え、小笠原諸島で8メートルの波と最大瞬間風速30〜35メートルの強風が予想される。気象庁は6日以降のうねりにも注意を呼びかけている
- 解消した要因: 前回「5日夕方から6日朝」としていた接近時間帯は、6日昼ごろまでの大しけという見通しに置き換わった
被害サマリー
| 項目 | 内容 | 時点 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 千葉県の人的被害 | 死者9人・行方不明1人 | 10月2日16時 | 台風25号、前回レポートの数字 |
| 印旛沼の堤防決壊 | 3地区4か所、最大72.6メートル | 10月3日 | 成田市船形干拓 |
| 県管理道路 | 通行止め56区間 | 10月2日 | 29区間は1か月以上 |
| 台風27号 | 中心気圧925hPa | 10月5日3時 | 小笠原近海を北上、被害報告は未確認 |
(数字は速報値で増減しうる。千葉県の人的被害の最新公表分は10月2日時点で、当日の状況とは異なる可能性がある。)
災害別の状況
台風27号の接近
NHKニュースによると、大型で非常に強い台風27号は小笠原近海を北上しており、気象庁は6日昼ごろにかけて海上の大しけが続くとして高波への警戒を呼びかけている。tenki.jpは、5日3時時点で中心気圧925ヘクトパスカルと発達のピークにあり、6日の予想波高は小笠原諸島で8メートル、伊豆諸島で5メートル、関東から東北の太平洋側も6〜7日にしけると伝えている。現時点で小笠原諸島の被害報告は確認できていない。
台風25号による千葉県の被害(続報)
国土交通省関東地方整備局は10月3日、成田市船形干拓で最大72.6メートルにわたり決壊した印旛沼の堤防について、応急工事の第1段階「荒締切工」が終わったと発表した。現在は鋼の板を立てて補強する第2段階「二重締切工」に着手しているが、同局は「まだ堤防の代わりを果たせる状況にはない」としている。県が担当した他の2地区3か所は9月30日までに工事を終えた(読売新聞)。
生活・交通・インフラへの影響
- 鉄道: JR内房線の姉ケ崎〜木更津間は復旧に少なくとも3か月程度、総武本線の榎戸〜成東間は約1か月かかる見通し(日本経済新聞)
- 道路: 千葉県管理道路の通行止め56区間のうち29区間は、のり面の崩落や土砂の流入で復旧に1か月以上かかる(NHKニュース)
- 海上: 小笠原諸島周辺は6日昼ごろまで大しけが続き、船舶の運航に影響が出るおそれがある(運航状況は未確認)
行政の対応と支援
千葉県は復旧資金の貸付限度額の引き上げなどの支援を進めている。被災住宅の支援申請には罹災証明書(自治体が被害の程度を証明する書類)が必要になるため、被害は写真で記録しておくとよい。
今日の警戒情報
- 小笠原諸島は波浪警報が出ており、6日昼ごろまで高波と強風に警戒する。海岸や港には近づかず、島への渡航や船の運航は気象庁と運航会社の最新情報を確認する
- 関東から東北の太平洋側は6〜7日にうねりを伴う高波になる所がある。海釣りや海辺のレジャーは控える
- 千葉県の被災地は地盤が緩んだままで、少しの雨でも土砂災害や浸水が起きやすい。応急復旧中の堤防周辺には近づかない
