前回からの変化
変わったこと(変化・新規)
- 台風27号は前回「6日にかけて小笠原近海を北上」としていたが、本日は7日に強い勢力で日本の東を北上し、本州から離れて進む見通しに移った。本州への直接の大きな影響は限定的とされている(tenki.jp)
- 5日に台風28号と29号が発生し、27号と合わせて3個の台風が同時に存在している。28号は日付変更線を越えてきた台風で、8日ごろに南鳥島付近へ達する見込みとされる(tenki.jp)
- 印旛沼の堤防は、国土交通省が3日に応急措置の完了を明らかにした。県が担当した2か所は1日に仮復旧が終わっている(日本経済新聞、東京新聞)
昨日と同じこと(継続)
- 千葉県の被害数字(死者9人、行方不明1人)は前回レポートの10月2日16時時点のままで、新しい公表分は確認できていない
- 県管理道路の通行止め56区間(うち29区間は復旧に1か月以上)とJR内房線の長期不通が続いている(NHKニュース)
- 小笠原諸島周辺の大しけは前回に続く話題で、被害の報告は確認できていない
要因の連続性
- 継続要因: 土砂崩れや堤防決壊によって道路・鉄道の復旧が進まない状況は前回に続く。内房線の姉ケ崎〜木更津間は少なくとも3か月程度かかる見通し(日本経済新聞)
- 新規要因: 台風28号と29号の発生により、今後の進路に複数の台風が影響し合う可能性が出てきた(進路は不確実との見方)
- 解消した要因: 台風27号による小笠原諸島の大しけは6日昼ごろまでの見通しで、7日は本州から離れて進むため、前回挙げた太平洋側の高波への警戒は和らぐ見込み
被害サマリー
| 項目 | 内容 | 時点 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 千葉県の人的被害 | 死者9人・行方不明1人 | 10月2日16時 | 台風25号、前回レポートの数字 |
| 印旛沼の堤防決壊 | 国交省担当分は応急措置が完了 | 10月3日 | 二重締切工の施工が続く |
| 県管理道路 | 通行止め56区間 | 10月2日 | 29区間は1か月以上 |
| 台風27号 | 小笠原近海を北上 | 10月6日 | 被害報告は未確認 |
(数字は速報値で増減しうる。千葉県の人的被害の最新公表分は10月2日時点で、当日の状況とは異なる可能性がある。)
災害別の状況
台風27号の動向
ウェザーニュースによると、台風27号は大型で強い勢力を保って小笠原近海を北上しており、小笠原諸島では最大瞬間風速30メートル近い風と6メートルを超える波が見込まれていた。tenki.jpは、7日には強い勢力で日本の東を北上し、本州からは離れて進むと伝えている。関東から東北の太平洋側では、うねりを伴う高波に引き続き注意が必要である。小笠原諸島の被害報告は確認できていない。
台風25号による千葉県の被害(続報)
国土交通省関東地方整備局は、台風25号で決壊した印旛沼の堤防のうち、北側の幅約72メートルの箇所で応急措置が終わったと3日に明らかにした。今後は鋼矢板(鉄の板)を使った仮設の堤防(二重締切)を施工し、本復旧につなげる(日本経済新聞)。千葉県が担当した2か所は1日に仮復旧が完了し、印旛沼の水の流出は止まっている(東京新聞)。
生活・交通・インフラへの影響
- 鉄道: JR内房線の姉ケ崎〜木更津間は復旧に少なくとも3か月程度、総武本線の榎戸〜成東間は約1か月かかる見通し(日本経済新聞)
- 道路: 千葉県管理道路の通行止め56区間のうち29区間は、のり面の崩落や土砂の流入で復旧に1か月以上かかる(NHKニュース)
- 海上: 小笠原諸島周辺は大しけが続いた。船舶の運航状況は未確認
行政の対応と支援
千葉県は復旧資金の貸付限度額の引き上げなどの支援を進めている。被災住宅の支援申請には罹災証明書(自治体が被害の程度を証明する書類)が必要になるため、被害は写真で記録しておくとよい。本日は新たな支援策の発表は確認できていない。
今日の警戒情報
- 関東から東北の太平洋側は、台風27号によるうねりを伴う高波に注意する。海釣りや海辺のレジャーは控える
- 千葉県の被災地は地盤が緩んだままで、少しの雨でも土砂災害や浸水が起きやすい。応急復旧中の堤防周辺には近づかない
- 台風28号と29号は日本から離れた海上にあるが、進路が変わる可能性があるため、気象庁の最新の台風情報を確認する
