前回からの変化

変わったこと(変化・新規)

  • 千葉県の被害報は第23報(10月1日16時発表)に更新された。yutakato.jpによると、半壊は371棟から399棟へ、停電は約2300軒(9月30日17時時点)から約1770軒へ、断水は395戸から381戸へ減った。住家は全壊54棟、一部破損180棟、床上浸水394棟、床下浸水1177棟
  • 農林水産業被害は、前回の約17億円(44市町村、9月28日時点)から約26億円(46市町村、10月1日時点)へ拡大した(yutakato.jp)。うち農作物は約11億2千万円
  • 台風27号が新たに日本の南の海上を北上している。NHKニュースによると、週明けに小笠原諸島に最も近づく見込みで、4日以降は高波に警戒が必要
  • 千葉県の発表では、船形干拓を除く2地区(角川集水路・長門川)の緊急復旧は9月30日に完了済みで、決壊原因の調査に移る(千葉テレビ)

昨日と同じこと(継続)

  • 千葉県内の死者9人・行方不明2人は前回の県集計から変わらない(10月1日16時時点、yutakato.jp)
  • 印旛沼で残る1か所(成田市船形干拓、決壊延長72.6メートル)は、4日までに土砂を積み上げる作業の完了を見込む点も前回と同じ(NHKニュース)
  • JR成田線の佐原〜銚子間は代行バスで運行中で、4日始発からの再開見通しも変わらない(yutakato.jp)

要因の連続性

  • 継続要因: 台風25号による堤防決壊・土砂崩れで、鉄道・道路の復旧に時間がかかる状況は前回と同じ。内房線の姉ケ崎〜木更津間は復旧に約3か月の見通し(日本経済新聞)
  • 新規要因: 台風27号の接近による小笠原諸島方面の高波リスクが新たに加わった。本州の被災地への直接の影響は現時点で未確認
  • 解消した要因: 台風26号による短期的な大雨リスクは前回までに後退しており、本日は新たな情報なし

被害サマリー

項目 数字 時点 前回との差
死者・行方不明(千葉県) 死者9人・行方不明2人 10月1日16時 変化なし
住家被害 全壊54棟・半壊399棟 10月1日16時 半壊+28棟
停電 約1770軒 10月1日16時 約530軒減
断水 381戸 10月1日16時 14戸減
農林水産業被害 約26億円(46市町村) 10月1日 約9億円増

(数字は千葉県の第23報による。速報値は増減しうる。前回の停電は9月30日17時時点の別集計で、集計元が異なる点に注意。)

災害別の状況

台風25号による大雨被害(続報・発生から約12日)

yutakato.jpがまとめた千葉県の第23報(10月1日16時発表)によると、県内の死者9人、行方不明2人、重傷2人、軽傷29人。住家は全壊54棟、半壊399棟、一部破損180棟、床上浸水394棟、床下浸水1177棟。5市町で10か所の孤立集落が出ている。

印旛沼では堤防が4か所で決壊した。千葉県(10月2日現在)によると、角川集水路(決壊延長46メートル)と長門川(同33.2メートル)は9月30日に緊急復旧が完了した。成田市船形干拓(同72.6メートル)は国が復旧工事を進めており、NHKニュースは4日までに土砂を積み上げる作業が完了する見込みと伝えている。応急復旧は水を一時的にせき止める措置であり、本格復旧ではない。

台風27号の接近

NHKニュースによると、日本の南の海上にある大型で強い台風27号は北上しており、週明けに小笠原諸島に最も近づく見込み。4日以降、高波に警戒が必要とされている。現時点で本州への直接の被害報告はない。

生活・交通・インフラへの影響

  • 停電: 10月1日16時時点で千葉県内約1770軒(yutakato.jp)。
  • 断水: 同時点で381戸。
  • 鉄道: JR成田線の佐原〜銚子間は4日始発から再開の見通し(yutakato.jp)。内房線の姉ケ崎〜木更津間は復旧に少なくとも3か月程度、総武本線の榎戸〜成東間は1か月程度とされる(日本経済新聞)。

産業・経済への影響

千葉県内の農林水産業被害は46市町村で約26億円(10月1日時点)。農作物の被害だけで約11億2千万円に上る(yutakato.jp)。個別企業の工場停止に関する新たな公式発表は確認できていない。

行政の対応と支援

国土交通省・千葉県・水資源機構が「チーム印旛沼」を組み、水位低下、浸水箇所の排水、決壊した堤防の応急復旧を進めている(千葉県)。県担当2地区の復旧完了を受け、今後は決壊原因の調査に入る(千葉テレビ)。住宅の応急修理の相談窓口は0120-017-521と案内されている。農林漁業者向けの災害復旧資金も拡充された(yutakato.jp)。支援の申請には罹災証明書(自治体が被害の程度を証明する書類)が必要になるため、被害を写真で記録しておくとよい。

今日の警戒情報

  • 台風27号は4日以降、小笠原諸島方面で高波をもたらす見込み。海のレジャーや船舶の運航予定がある人は最新の気象庁の情報を確認する(NHKニュース)。
  • 千葉県の被災地は地盤が緩んだままで、少しの雨でも土砂災害や低地の浸水が起きやすい。応急復旧中の堤防周辺には近づかない。
  • 4日の成田線再開を前に、沿線では当日の運行情報を事前に確認する。