前回からの変化

前回レポートなし(比較対象なし)

被害サマリー

災害 発生・接近時期 死者・行方不明 住家被害 現在の状況(2026-09-29時点)
台風25号による大雨(千葉・神奈川中心) 2026年9月中旬〜(発生から1週間経過) 死者14人・行方不明1人 住家被害600棟以上、浸水880棟以上 印旛沼堤防の応急復旧が継続中
台風26号(スリゲ) 2026年9月29日にかけて沖縄・奄美へ接近 被害報告なし(接近中) ― 暴風域を伴い北東へ進行中

(死者・行方不明者数は報道時点により11〜14人と幅があり、本稿では2026年9月28日時点のNHKまとめ「死者14人・行方不明2人」を基本としつつ、9月29日報の「行方不明1人」への更新を反映した。NHKニュース、沖縄タイムス+プラス)

災害別の状況

台風25号による記録的大雨(続報・発生から1週間)

千葉県・神奈川県を中心とした記録的大雨から1週間が経過し、NHKニュースによると2026年9月28日時点で死者は14人、行方不明者は2人。その後の沖縄タイムス+プラスの報道(9月29日時点)では死亡確認14人、行方不明1人と、行方不明者数がさらに1人減った(発見・確認が進んだためとみられる)。死者のうち多くは土砂災害に巻き込まれたものである。

千葉県印旛沼周辺では堤防が3カ所決壊し、Yahoo!ニュース(ANN)によれば周辺の田園地帯が広範囲に水没した。国土交通省などが排水ポンプ車を増やして緊急排水にあたっており、Yahoo!ニュース(日テレNEWS NNN)によると応急的な復旧完了まで1週間程度を見込んでいる。

台風26号(スリゲ)の接近

日本気象協会tenki.jpによると、非常に強い台風26号(スリゲ)は2026年9月29日0時時点で南大東島の北東約300kmを東北東へ毎時20kmで進んでおり、中心気圧970ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は毎秒40メートル。ウェザーニュースは、伊豆諸島が30日〜10月1日にかけて荒天に警戒が必要になるほか、本州でも29日に広範囲で雨が降ると伝えている。台風の中心は日本の南を北東へ進み、10月1日21時には日本の東に達する見込み。

生活・交通・インフラへの影響

  • 停電・断水(台風25号): 東京電力パワーグリッドによると、市原市・鴨川市を中心に9月26日時点で7000軒以上が停電。千葉県によると君津市・市原市などおよそ1820戸で断水が続いている(Yahoo!ニュース ANN)。
  • 道路・輸送(台風25号): 千葉県内で道路が水没し通行止めとなった区間が残る。ヤマト運輸・佐川急便・日本郵便が千葉県発着の荷物に遅延が生じていると案内している(ネットショップ担当者フォーラム)。
  • 沖縄・奄美(台風26号): 高波(波高6メートル予想)や強風への警戒が呼びかけられている。暴風域を伴う接近のため、今後の運休・欠航情報に注意が必要。

産業・経済への影響

ウェザーニュースの速報推計によると、台風25号による千葉県・神奈川県の直接経済影響額はおよそ43億円(ウェザーニュース)。住宅浸水や土砂災害に加え、道路冠水・船舶便の運休が響き、宅配各社の集配遅延という形で物流にも影響が及んでいる。個別工場の操業停止に関する公式発表は現時点で確認できていない。

行政の対応と支援

政府は台風25号による被害を、先に指定見込みとした千葉豪雨・北陸地方の大雨などと一連の災害として扱い、激甚災害(対象地域を限定しない「本激」)に指定する方針を固めた。農地などの復旧事業に対する国の補助率を1割程度引き上げる(日本経済新聞)。国土交通省は印旛沼の堤防決壊箇所で排水ポンプ車による緊急排水など応急復旧を継続している(国土交通省)。

今日の警戒情報

  • 台風26号(スリゲ)は非常に強い勢力を保ったまま沖縄・奄美地方に接近中。気象庁は南西諸島にうねりを伴う高波、強風、高潮、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水への注意・警戒を呼びかけている(日本気象協会tenki.jp)。
  • 台風の中心は30日にかけて日本の南を北東に進む見込みで、伊豆諸島は30日〜10月1日にかけて荒天に警戒が必要。本州付近でも29日は広範囲で雨となる見込み。
  • 千葉県内では印旛沼周辺の復旧作業が続いており、周辺地域の通行・立ち入りは現場の指示に従うこと。