前回からの変化

変わったこと(変化・新規)

  • 前回はReflection AIのBeamが中心だったが、本日はMistralのLarge 4が加わり、大型オープンウェイトモデルの公開予告が2件になった。いずれも重みの公開はこれからである
  • 文章生成以外の入力処理をまとめて担うInterfazeの小型モデルが新顔として出た

昨日と同じこと(継続)

  • Beamの重みは前回と同じく10月中の公開予定で、新しい情報は出ていない
  • 判断専用モデルClefは前回の続報にあたり、Hugging Faceで入手できる状態になった

要因の連続性

  • 継続要因: 手元や自前の環境で動かせるオープンなモデルへの需要が、前回に続き公開ラッシュを後押ししている
  • 新規要因: 欧州勢のMistralが大型モデルの重み公開日を示し、西側のオープンウェイト競争がBeamとの2件になった
  • 解消した要因: なし

本日のハイライト

Mistral: Introducing Mistral Large 4によると、通称「Le Chonk」のMistral Large 4は、10月6日にAPIで公開プレビューが始まった。MarkTechPostは、合計1.05T・稼働49BのMoE(入力ごとに一部の専門家だけを使う構成)で、コンテキストは100万トークンと伝えている。価格は100万トークンあたり入力1.36ドル、出力4.18ドルである。

重みは10月27日に公開予定で、ライセンスは独自のものと報じられている。VentureBeatも高いベンチマーク結果を予告として伝えるが、「米欧で最良のオープンウェイト」という主張はMistralの自社発表で、第三者の検証はまだ確認できていない。オープンウェイトとは、学習済みの重みを配布し手元で動かせる形態を指す。

主要企業のリリース

上記のMistral Large 4が本日の中心である。他の主要企業で、本日確認できた新しい技術発表はない。

新興AI・注目の新顔

runtimewireによると、Interfazeは10月5日に「interfaze-1-lite」を公開した。OCR、音声認識、構造化抽出を1つのモデルで担うオープンウェイトモデルで、ライセンスはApache 2.0、H100 1枚で動き、APIも用意されている。文書や音声を読み取って決まった形式のデータにする処理を、複数のモデルをつなげずに済ませる点が従来との違いである。

性能値はInterfazeの自社発表で、第三者の検証はまだ出ていない。この件は二次報道を根拠にしており、公式ページでの確認は取れていない。

AI開発手法

新しい開発手法の話題なし。

AIを使った新サービス

特筆すべき新サービスなし。

トレンドのAI活用法

特筆すべきトレンドなし。

LLM性能比較・得意分野

Mistral Large 4とInterfazeの数値はいずれも自社発表で、同一条件の第三者比較はまだない。新しい比較情報なし。

研究・技術

前回の続報として、TechCrunchはReflectionのBeamの重みが月内公開予定のままだと伝えている。またCloudflare Blogが紹介する判断モデルClefは、Hugging Faceで公開された。判断モデルとは、文章を作らず選択肢と確信度を返すモデルである。近いうちに手元で試せる道具が増える見通しである。