前回からの変化
前回レポートなし(比較対象なし)
1. 今週の要点
- 山場は木曜9月10日から金曜9月11日にかけて経済指標カレンダー上に集中する。ECB理事会とオラクル・アドビの決算(いずれも9/10)、翌9/11には米CPIと、金融政策・企業業績・インフレ指標が2日連続で重なる。
- 米国は月曜9/7がレイバーデーで休場のため、実質的な取引は火曜9/8から始まる4営業日の短い週になる。
- 来週9/15〜16のFOMC・9/17〜18の日銀会合を占う最後の主要データが今週の米CPI・PPIとなり、現在6割前後とされる9月FOMCの利上げ観測がどちらに振れるかが焦点になる。
- 日本市場では金曜9/11に日経225のメジャーSQが到来し、指数寄与度の大きい銘柄で値動きが振れやすくなる。
- 米国の政府資金は9/1成立のつなぎ予算で12/11まで確保済みのため、今週に財政面の新たな期限は到来しない(NBC News)。
2. 曜日別カレンダー
| 日付(JST) | 国・地域 | イベント | 前回・予想 | 注目度 |
|---|---|---|---|---|
| 9/6(日) | 暗号資産 | ハイパーリキッド(HYPE)の大型クリフ型アンロック | 約992万HYPE(時価約7億9,700万ドル相当) | 中 |
| 9/7(月) | 米国 | レイバーデーで株式・債券市場が休場 | - | 高(流動性低下) |
| 9/8(火) | 米国 | ケイシーズ・ジェネラル・ストアーズ決算(引け後) | 日程確定 | 低 |
| 9/9(水) | 米国/中国 | チューイー決算(寄り前)/中国8月CPI・PPI発表(現地時間9:30ごろ) | 中国前回(7月)CPI+0.5%・PPI+3.5% | 中 |
| 9/10(木) | 欧州/米国 | ECB理事会・利上げ判断(日本時間21:15発表)/米8月PPI発表(同21:30ごろ)/オラクル・アドビ決算(いずれも引け後) | ECB予想0.25%利上げ(2.25%→2.50%) | 高 |
| 9/11(金) | 米国/英国/日本 | 米8月CPI発表(日本時間21:30ごろ)/ミシガン大学消費者信頼感指数速報値(同23:00ごろ)/英7月GDP(同15:00ごろ)/日経225メジャーSQ | 米CPI前回(7月)+3.4%、予想は+3.6%前後との見方 | 高 |
| 9/12(土) | 米国/暗号資産 | USDA需給報告(WASDE、日本時間未明)/APT・PUMP・SEIなど中旬アンロックが本格化 | 日程確定(WASDE) | 中 |
3. 中央銀行
- ECB: 9/10(木)理事会、日本時間21:15に政策金利発表、21:45に定例記者会見。ロイターがエコノミスト65人を対象に実施した調査では、多数が預金ファシリティ金利を0.25%引き上げ2.50%にすると予想している。中東情勢に伴うエネルギー価格上昇を主因とするユーロ圏インフレ加速(8月3.3%)が背景とされる。
- FRB: 今週は8月分のPPI(9/10)・CPI(9/11)が公表され、来週9/15〜16のFOMCを占う最後の主要データとなる。ウォラー理事は9/3、サプライズがなければ9月は据え置き支持との考えを示しており、ジャクソンホールでのウォーシュ議長のタカ派姿勢との温度差が意識されている。今週分の新たなFRB高官の公式講演スケジュールは確認できなかった。
- 日銀: 次回会合は9/17〜18(来週)で今週の対象外。今週分の新たな講演・発言スケジュールは確認できなかった。
- BOE: 次回会合は9/17(来週)で今週の対象外。今週の新たな動きは確認できなかった。
4. 主要決算
| 企業 | 発表日(米国市場、JST基準) | 寄り前・引け後 | 注目点 |
|---|---|---|---|
| ケイシーズ・ジェネラル・ストアーズ | 9/8(火) | 引け後 | ガソリン併売型コンビニの既存店売上動向 |
| チューイー | 9/9(水) | 寄り前 | ペット用品サブスクの会員数・粗利率 |
| オラクル | 9/10(木) | 引け後 | クラウド(OCI)受注残・AIデータセンター投資の進捗 |
| アドビ | 9/10(木) | 引け後 | 生成AI機能(Firefly等)の収益貢献度 |
5. 政治・政策の日程と期限
- 米国の政府資金については、9/1に成立した特別歳出法(つなぎ予算)により12/11まで確保済みで、今週に新たな財政上の期限は到来しない(NBC News)。
- 半導体関税の対象拡大(ノートパソコン・ゲーム機・データセンターサーバー等)の検討は継続中とされるが、今週の具体的な決定・期限は確認できなかった。
- 上記以外に、今週(9/6〜9/12)確定している重要な選挙・首脳会談・国際会議の日程は確認できなかった。
6. 需給・市場イベント
- 国内需給: 日経225のメジャーSQが9/11(金)に算出される(3・6・9・12月の第2金曜)。指数連動売買の観測が入りやすい。
- 米国債入札: 確認できた範囲では、今週(9/8週)に3年債・10年債・30年債など標準的なクーポン国債の入札予定はない。次回の主要な入札(19年11か月債・9年10か月債のリオープン等)は9/15週に予定されている(出典: 米財務省Fiscal Data)。
- 商品: USDA需給報告(WASDE)が米東部時間9/11(金)正午、日本時間では9/12(土)未明に発表予定。
- OPEC+: 今週、閣僚級会合の予定は確認できなかった。直近のJMMC(合同閣僚監視委員会)は8/2開催で、8月に決定した日量18万8,000バレルの追加増産が9月から実施される段階にある。
- IPO: スマートリング大手オーラ(Oura)が9/3にSECへS-1(登録届出書)を提出し、Nasdaq上場(ティッカーOURA)を計画しているが、上場日・株数・価格レンジは今週時点で未定(日程未定)。
- 暗号資産: ハイパーリキッド(HYPE)の大型クリフ型アンロック(約992万HYPE、時価約7億9,700万ドル相当)が9/6(日)に到来し、9月内では最大級の単日供給とされる。9/12(土)以降はアプトス(APT)・パンプドットファン(PUMP)・セイ(SEI)などのアンロックが集中する期間に入る。
7. 休場日
- 米国: 9/7(月)はレイバーデーで株式・債券市場が休場。
- 日本: 今週(9/6〜9/12)は休場なし。次の祝日は9/21以降のシルバーウィーク(敬老の日・国民の休日・秋分の日)。
- 中国: 今週は休場なし。次の休場は中秋節(9/25〜27予定)。
- 欧州(英・独・仏など): 今週は休場なし。
8. 先週からの持ち越し論点
本カテゴリ「今週の予定」は今回が初回配信のため、先週から持ち越された論点はない。次回以降、今回予告したイベント(ECB理事会・米CPI・オラクル/アドビ決算・日経225メジャーSQ等)が実施どおり行われたか、延期・変更がなかったかをこの節で追う。

