前回からの変化
変わったこと(変化・新規)
- ウォルツ米国連大使が9月18日、トランプ大統領が21〜22日の日程でニューヨークを訪れ、国連総会出席に合わせて22日に高市早苗首相と会談すると明らかにした。前回時点では「経済分野の議題が出るかが注目される」という見通し段階だったが、AI・輸出規制緩和が主要議題になる見通しであることが新たに判明した。経済分野では11月の米中間選挙に向けた成果とするため、日本にさらなる対米投資を求める可能性があることも新たに分かった(新規、日本経済新聞、nippon.com)。
- 米政府高官は、24日に予定される米中首脳会談に先立つ日米首脳会談の実施について「重要だ」と述べ、対中政策のすり合わせをめざす狙いであることが改めて確認できた(新規・具体化、時事ドットコム)。
昨日と同じこと(継続)
- 日経平均・TOPIX・東証グロース市場250指数はいずれも9/18終値のまま、シルバーウィーク入りで変動していない。
- 高市改造内閣が固めた食品消費税の引き下げ(2027年4月から2年間8%→1%)方針、臨時国会への関連法案提出という構図は前回から変わっていない(時事ドットコム)。
- 米長期金利5%近辺の高止まりが、AI・半導体株を中心とする高PER銘柄への逆風になり得るとの弱気材料は前回に続き意識されている(詳細は
ratesカテゴリ参照)。 - 為替介入について、財務省・日銀による実弾介入の新たな確認情報は本日時点でも無い(継続)。
要因の連続性
- 継続要因: AI・半導体関連株への物色期待、米長期金利の高止まりによるバリュエーション面での逆風、食品消費税引き下げという財政拡張材料。
- 新規要因: 22日の日米首脳会談における具体的な議題(AI・輸出規制緩和・対米投資要請)が判明したことで、24日の米中首脳会談に向けた外交日程の重要性が一段と意識されるようになった。
- 解消した要因: 特になし。
1. 市況サマリー
| 指数 | 終値(9/18終値を保持) | 前回比 | 騰落率 |
|---|---|---|---|
| 日経平均株価 | 65,018.95円 | 変動なし | 0.00% |
| TOPIX | 4,091.14pt | 変動なし | 0.00% |
| 東証グロース市場250指数 | 808.98pt | 変動なし | 0.00% |
(取得時点: 2026-09-18(金)大引け値のまま。9/19(土)〜9/23(水)はシルバーウィークで休場、取引再開は9/24(木)。出典: 祝日カレンダー)
2. 指数別動向
日経225
6万5018円95銭のまま変動なし。ダイヤモンドZAiは連休明け(9/24〜25)の予想レンジを6万3000円〜6万7000円とし、シルバーウィーク中の原油相場・米長期金利・欧米市場の動向次第で変動すると分析している(前回report参照、ダイヤモンドZAi)。米国株先物が週明けハイテク株高を支えに堅調に推移していることは、連休明けの東京市場にとって支援材料になり得る(詳細はus_stockカテゴリ参照)。
グロース市場250指数
808.98ポイントのまま変動なし。休場中のため新規の値動きはないが、米長期金利の動向次第でAI・半導体を中心とするグロース株への資金流出入が左右されやすい構図は前回から変わっていない。
3. 強気派 vs 弱気派
強気派
- 高市改造内閣が固めた食品消費税の引き下げ(2027年4月から2年間8%→1%)は、家計負担の軽減を通じた消費喚起策として、内需株・小売株にとって中期的な支援材料になりうる(継続、時事ドットコム)。
- 22日の日米首脳会談で対米投資拡大が議題となる場合、関連する日本企業への思惑買いにつながる可能性がある(新規、日本経済新聞)。
弱気派
- 外為どっとコム(ハロンズFX)は、米長期金利の高止まりが高PER(株価収益率)のAI・半導体株にとって逆風になりうる点を引き続き慎重材料として指摘している(継続、外為どっとコム)。
- 消費税減税に伴う財政悪化・国債増発観測が、長期金利の上昇圧力を通じて株式市場の重荷になりうるとの見方は前回に続き想定される。
4. 経済ニュース
政策
高市改造内閣が固めた食品(酒類・外食を除く飲食料品)の消費税率引き下げ(2027年4月から2年間、現行8%から1%へ)は、8月5日の臨時閣議で方針決定済みで、関連法案は秋の臨時国会に提出される予定である(時事ドットコム)。
外交日程
トランプ米大統領は国連総会出席のため9月21〜22日にニューヨークを訪問し、22日に高市早苗首相と日米首脳会談を行う。ウォルツ米国連大使によれば、AI・輸出規制緩和が主要議題となる見通しで、経済分野では11月の米中間選挙に向けた成果とするため対米投資拡大を求める可能性がある。米政府高官は、24日の米中首脳会談に先立つ実施であることから対中政策のすり合わせという位置づけを示している(詳細はchina_stockカテゴリ参照)(日本経済新聞、nippon.com、時事ドットコム)。
注目された個別銘柄
休場が続いているため、キオクシアホールディングス・アドバンテスト・東京エレクトロンなど半導体・AI関連株について新規材料は確認できなかった。連休明けの米長期金利・半導体セクターの動向を引き続き注視する。
5. 日銀・金利・為替
日銀
9月18日の利上げ決定(1.00%→1.25%)後、休場中のため新たな高官発言は確認できていない(詳細はratesカテゴリ参照)。
金利・為替
日本の長期金利(JGB10年)は9/18終値の2.985%のまま、シルバーウィーク入りで取引がない(詳細はratesカテゴリ参照)。外為どっとコム(ハロンズFX)は、日銀の利上げにもかかわらず円安圧力が続いている背景として日米金利差を挙げ、次の節目を159円台としている。159円台に接近した場合は財務省・日銀による円安けん制発言に注意が必要とされる(外為どっとコム)。
6. テクニカル分析
日経225
ダイヤモンドZAiが示す連休明け(9/24〜25)の予想レンジ(6万3000円〜6万7000円)は前回から変わっていない。米国株先物の底堅さ(詳細はus_stockカテゴリ参照)は、連休明けの下値を支える材料になり得る(ダイヤモンドZAi)。
グロース市場250指数
休場のため新規のテクニカル指標の動きは確認できない。プライム市場の半導体株との連動性が高い状況は前回から変わっていない。
7. 本日の注目点
- 東京証券取引所は9月19日(土)から23日(水)までシルバーウィークで休場し、取引再開は9月24日(木)となる(祝日カレンダー)。
- 9月22日にトランプ米大統領と高市早苗首相の日米首脳会談がニューヨークで予定されており、AI・輸出規制緩和・対米投資拡大が議題になる見通し。
- 9月24日には米中首脳会談(トランプ・習近平)が控えており、事前協議としてベッセント財務長官・何立峰副首相らの通商協議の行方が地政学リスクの温度感を左右する(詳細は
china_stockカテゴリ参照)。 - ドル円が159円台に接近した場合の財務省・日銀による円安けん制発言の有無、および連休中の米長期金利・原油相場の動向が、24日の東京市場再開時の値動きを左右する。

