前回からの変化

変わったこと(変化・新規)

  • JPモルガン・チェースがフェデックスの目標株価を460ドルから400ドルへ引き下げたことが新たに判明した。格付けは「オーバーウェイト」を維持しており、弱気に転じたわけではないが、前回既報のエバーコアISIによる目標株価引き上げ(323ドル→350ドル)とは逆方向の動きとなった。ウォール街全体の12カ月平均目標株価は362.29ドルで、フェデックス株には15.03%の上昇余地があるとされる(新規、The Stock Observer、stockanalysis.com)。
  • 9月22日(火)に発表予定のオートゾーン(2026会計年度第4四半期)について、アナリスト21人のコンセンサスはEPS54.22ドル(前年同期48.71ドルから+11.3%)、売上高67.1億ドル(同+7.5%)であることが新たに判明した(新規、Alphastreet)。
  • 同じく9月22日(火)引け後に発表予定のKBホーム(2026会計年度第3四半期)について、市場予想はEPS0.90ドル(前年同期1.61ドルから-44.1%)、売上高13億ドルであることが新たに判明した。住宅セクターの需要減速を反映した大幅な減益予想となっている(新規、Alphastreet、Yahoo Finance)。

昨日と同じこと(継続)

  • フェデックスの決算上振れ(EPS3.83ドル、通期ガイダンス引き上げ)を評価する基調そのものは前回から変わっていない。
  • レナー(9/17発表、2026会計年度第3四半期)がEPS1.19ドル(前年同期2.29ドルから減益)で予想を下回り、通期の引き渡し戸数見通しを8.2万〜8.3万戸から8.0万〜8.1万戸へ下方修正したこと、住宅セクター全体への警戒感は前回既報のとおり継続している(Lennar Newsroom)。
  • 来週9/23ゼネラル・ミルズ、9/24ダーデン・レストランツ、コストコ・ホールセールの決算予定は前回から変わっていない。

要因の連続性

  • 継続要因: 住宅セクターの需要減速シグナル(レナー・KBホーム)、決算閑散期から来週の本格化への移行。
  • 新規要因: JPモルガンによるフェデックス目標株価引き下げ(強気アナリスト間での評価の幅)、オートゾーン・KBホームの具体的な市場予想数値の判明。
  • 解消した要因: 特になし。

1. 本日のハイライト

銘柄 内容 数値 備考
フェデックス(FDX) アナリスト目標株価改定 JPモルガン460→400ドル(OW維持) エバーコアISIの350ドルとは逆方向
オートゾーン(AZO) 決算プレビュー(9/22発表) 予想EPS54.22ドル(+11.3%) 予想売上高67.1億ドル(+7.5%)
KBホーム(KBH) 決算プレビュー(9/22発表) 予想EPS0.90ドル(-44.1%) 予想売上高13億ドル

本日は新規の大型決算発表がない「閑散期」にあたるため、直近決算(フェデックス・レナー)のフォローと、来週本格化する決算シーズンのプレビューを中心に扱う。

2. 個別決算(フォロー)

フェデックス(FDX)

前回既報のとおり、2027会計年度第1四半期はEPS3.83ドル(予想3.71ドル)・売上高222.0億ドル(予想217.4億ドル)といずれも市場予想を上回り、通期ガイダンスも上方修正された。この好決算を受けて9/9付でエバーコアISIが目標株価を323ドルから350ドルへ引き上げていたが、JPモルガン・チェースは同銘柄の目標株価を460ドルから400ドルへ引き下げた。格付けは「オーバーウェイト」を維持しており、成長期待自体を否定するものではないが、上値見通しをより保守的にした形である(The Stock Observer)。

レナー(LEN)

9月16日発表の2026会計年度第3四半期はEPS1.19ドルで前年同期(2.29ドル)から大幅減益となり、市場予想を下回った。売上高も80.5億ドルで前年同期比-8.7%。通期の引き渡し戸数見通しを8.2万〜8.3万戸から8.0万〜8.1万戸へ下方修正した。住宅ローン金利の高止まり、需要の鈍化、値引き販売による粗利率の低下が背景で、株価は年初来-22%、直近1年で-40%となっている。MarketBeat集計のアナリスト19人中10人が「売り」評価を付けているが、12カ月目標株価は82.0ドルで、現在値から7.49%の上昇余地があるとされる(Benzinga、Lennar Newsroom)。

4. 業界トレンド

フェデックスの決算上振れとレナー・KBホームの住宅セクター減速という対照的な構図が続いている。運輸・物流セクターは荷動きの底堅さを示す一方、住宅セクターは金利敏感株として厳しい実需環境が続く。JPモルガンがフェデックスの目標株価を引き下げたことは、好決算銘柄であっても評価を一段と精査する動きが強まっていることを示唆する。来週9/22〜24にかけて自動車部品(オートゾーン)・住宅(KBホーム)・外食(ダーデン)・生活必需品(ゼネラル・ミルズ)・小売(コストコ)と幅広いセクターの決算が相次ぎ、消費関連の実需動向がより明確になる見通しである。

6. 次の注目決算

  • オートゾーン(AutoZone, AZO): 2026会計年度第4四半期決算を9月22日(火)取引時間中に発表予定。アナリスト21人のコンセンサスはEPS54.22ドル(前年同期比+11.3%)、売上高67.1億ドル(同+7.5%)(Alphastreet)。
  • KBホーム(KB Home, KBH): 2026会計年度第3四半期決算を9月22日(火)引け後に発表予定。市場予想EPS0.90ドル(前年同期比-44.1%)、売上高13億ドル(Alphastreet)。
  • ゼネラル・ミルズ / ダーデン・レストランツ / コストコ・ホールセール: 前回既報のとおり9/23・9/24に発表予定(継続)。