前日からの変化

前回(2026-08-25)との比較。本カテゴリは毎週火曜(過去1週間分をまとめて)扱うため、比較対象は1週間前の前回レポートとなる。国会の閉会状態や臨時国会の召集見通しに大きな変化はないが、本日9月1日付で生活道路の法定速度引き下げという、暮らしに直結する政令改正が新たに施行された点が今回の最大の動きである。

今週の概観

日本の国会は、令和8年7月25日に閉会した第221回特別国会以降、引き続き閉会中である。今回の対象期間(8月25日〜31日)に新たな法律の可決・成立、公布はいずれもなかった。一方、この1週間の最大の生活関連の動きは、8月25日〜31日を経て本日9月1日に施行された道路交通法施行令の改正(生活道路の法定速度を時速60キロから30キロへ引き下げ)である。政府・与党は9月中下旬の内閣改造・党役員人事を経て、秋の臨時国会を9月後半に召集する方向で調整を続けている。

可決・成立した法律

該当なし(国会閉会中のため、今週の新たな可決・成立はありませんでした)。

公布された法律

該当なし(国会閉会中のため、今週の新たな公布はありませんでした)。

施行された法律

道路交通法施行令の一部改正:生活道路の法定速度を時速60キロから30キロへ引き下げ

  • 段階: 施行(2026年9月1日、本日)
  • 概要: 道路交通法施行令の改正により、「生活道路」(主に地域住民の日常生活に利用される道路)における法定速度が、これまでの時速60キロから時速30キロへ引き下げられた。中央線や車両通行帯がない一般道路が主な対象で、道路標識等で個別に最高速度が指定されている道路ではその表示速度が優先される点は従来どおり。 出典: 政府広報オンライン、警視庁
  • 何が変わったのか: これまで、中央線や車両通行帯のない一般道路(生活道路)では、道路標識がない限り法定速度は時速60キロだった。今後は、同様に標識がない生活道路では時速30キロが法定速度となる。一方、中央線・車両通行帯がある道路、中央分離帯で往復が分離された道路、高速道路・自動車専用道路は引き続き時速60キロ(またはそれぞれの規定速度)が適用され、対象外。 出典: Car Watch、千葉県警察
  • 誰に影響するか: 生活道路を走行するすべてのドライバー(自動車・二輪車等)が対象。歩行者・自転車の多い生活道路での交通事故防止が狙いで、警察庁は「生活道路は人優先」という考え方を掲げている。中央線がない道路を走行する際は、標識がなければ時速30キロを法定速度として扱う必要がある。 出典: 政府広報オンライン
  • 施行日: 2026年9月1日(本日)。

その他の注目の動き

国会日程:臨時国会は9月後半召集で調整、内閣改造が先行(前回から変化なし)

第221回特別国会は令和8年7月25日に閉会しており、8月25日〜31日の時点でも国会は閉会中である。政府・与党は、高市首相の内閣改造・自民党役員人事を9月中下旬に行った上で、新体制で秋の臨時国会(9月後半召集の方向)に臨む考えとされる。首相は日本維新の会から新閣僚を受け入れる方向で政権基盤を固める見通し。前回レポートから具体的な召集日の確定などの進展はなく、見通しの大枠に変化はない。 出典: 日本経済新聞、毎日新聞(dメニューニュース)

防災庁設置法:発足予定日が2026年11月1日と具体化

前回レポートで「本年11月ごろの発足を目指す」としていた防災庁(令和8年7月成立・公布の防災庁設置法に基づく)について、政府が発足時期を2026年11月1日とする方針を決めたことが確認できた。地方組織である防災局に関する規定は、公布の日から2年を超えない範囲内で政令により別途施行日が定められる。本体部分の正式な施行期日は、引き続き2026年中に政令で定められる予定。 出典: 日本経済新聞、時事ドットコム

参考:在留手続手数料の引き上げを巡る政令改正(パブリックコメントは7月に実施済み)

今回の対象期間より前(7月3日〜8月2日)に実施された、在留資格の変更・更新等の手数料を引き上げる政令改正案のパブリックコメントについて、背景情報として触れておく。改定案では、在留資格変更・更新の手数料が現行一律6,000円から在留期間に応じた段階制(最大7万5,000円)へ、永住許可の手数料が現行1万円から20万円へ、それぞれ引き上げられる内容で、2026年10月1日以降受け付け分からの適用が想定されている。今回の対象期間(8月25日〜31日)中に新たな決定・公布の動きは確認できなかったが、10月の施行が近づく中で今後の政令公布の有無を引き続き注視する。 出典: office tree