前日からの変化

変わったこと(変化・新規)

  • カカオが5,829.00ドル/トン→6,231.00ドル/トンへ前回比+6.89%(+402.00ドル)の急騰。コートジボワール中央銀行系機関COCOBODはガーナの2026/27年産生産見通しを75万トンから45万〜55万トンへ、コンサルタント各社もコートジボワールの主産期作柄を前年から10〜20%程度引き下げると相次いで発表しており、いずれもエルニーニョによる乾燥・高温が主因とされる(CNBC Africa、ADM Investor Services、Trading Economics)。前回レポートで「潤沢な供給・在庫積み増しで軟調」としていた見方は本日で実質的に転換した。
  • 原油がWTI 80.78ドル→83.52ドル(+3.39%、+2.74ドル)、ブレント87.51ドル→89.59ドル(+2.38%、+2.08ドル)と一転して急反発した。ロシアのプーチン大統領がウクライナ侵攻の激化(インフラ攻撃を含む)を計画しているとの報道に加え、8月27日にはモスクワへの主要な燃料供給拠点であるリャザン製油所(処理能力の4分の1にあたる日量約8万バレルのCDU-4装置)が爆発による被害を受けたと報じられ、供給不安が急速に高まった(Bloomberg、The Moscow Times)。一方でイランとオマーンは8月26日、ホルムズ海峡の管轄水域と通航料収入の配分について合意したと発表し、こちらは下落材料として綱引きした(Insurance Journal、Marine Insight)。
  • 砂糖が17.62セント→18.21セント/ポンドへ前回比+3.35%(+0.59セント)と急伸し、2025年5月以来の高値圏に接近した。エルニーニョ発生確率が8月時点で80%を超えたとされる中、インドの国内価格が過去最高値圏にあり同国が輸入に動く可能性が意識されたことが新たな上昇材料に加わった(IndexBox、Vesper)。
  • 小麦が730.50セント→740.00セント/ブッシェルへ前回比+1.30%(+9.50セント)と続伸し、2023年6月以来の高値を更新した。前回の急伸材料(ノボロシスク穀物ターミナル停止・ウクライナ輸出減)に加え、本日はロシアが和平交渉の行き詰まりを受けてウクライナへの攻撃激化を計画しているとの新たな報道が加わった(Bloomberg)。
  • 銀が68.14ドル→69.14ドルへ前回比+1.47%(+1.00ドル)と上昇し、70ドルの心理的節目を再度試す動きとなった(Kitco、FXStreet)。
  • 金は4,599.30ドル→4,600.60ドルへ前回比+0.03%(+1.30ドル)とほぼ横ばい。7月PCEの上振れ余韻とジャクソンホール待ちの様子見で方向感を欠いた(Kitco)。

昨日と同じこと(継続)

  • ジャクソンホール会議(8月27〜29日)、特に8月28日午前10時(米東部時間、日本時間は8月28日深夜23時)のウォーシュFRB議長・就任後初の基調講演を控えたイベントリスクは継続(XTB)。市場では、講演がタカ派的なら金の上昇一服、ハト派的ならさらなる上昇材料になるとの見方が引き続き共有されている(Kitco News)。
  • CFTCの投機筋(マネーマネージャー)ポジションは8月18日時点(8月21日公表)のデータのまま更新がなく、次回発表(8月28日米東部15時半、日本時間8月29日早朝)待ちの状態が継続。
  • 天然ガスはHenry Hub 2.86ドル→2.90ドル/MMBtu(+1.56%)とやや上昇したが、2.6ドル台のサポートを挟んだレンジ相場の基本構図自体は継続。Freeport LNGのメンテナンスが8月中の完了に近づき、フィードガス需要が回復しつつあることが上値を支えた(Trading Economics、Natural Gas Intelligence)。
  • トウモロコシは513.50→508.00セント(-1.07%)、大豆は1,250.50→1,252.50セント(+0.16%)とほぼ横ばい圏で推移。大豆は中国の旺盛な買い付けが下支えする一方、Pro Farmerの単収下方修正材料は既に織り込まれつつある(Pro Farmer Grains Report)。
  • 銅は6.60ドル→6.59ドル/ポンド(-0.16%)とほぼ横ばい、ドル指数(DXY)も99.16→99.13(-0.03%)とほぼ横ばいで推移した(Trading Economics、Trading Economics)。

要因の連続性

  • 継続要因: ジャクソンホール(ウォーシュ議長講演)待ちのイベントリスク(金・銀の方向感を抑制)/ 黒海情勢の緊迫という小麦の供給不安(継続かつ本日さらに悪化方向)/ エルニーニョによる砂糖の中期需給ひっ迫観測(継続かつ本日強まった)/ 天然ガスのレンジ相場という基本構図
  • 新規要因: ロシアによるウクライナ侵攻激化計画の報道とリャザン製油所への攻撃(原油・小麦双方の新たな上昇材料)/ イラン・オマーンのホルムズ海峡歳入配分合意(原油の新たな下落材料。上記と綱引き)/ コートジボワール・ガーナの2026/27年産カカオ減産観測の相次ぐ発表(カカオ急騰の直接的引き金)/ インドの砂糖国内価格高騰による輸入観測(砂糖の新たな上昇材料)
  • 解消した要因: 前回「カカオは供給潤沢・在庫積み増しで軟調」としていた要因は、本日の産地減産観測により実質的に解消・逆転した。原油の「ホルムズ海峡の地政学リスク後退」という単純な下落一辺倒の構図も、ロシア・ウクライナ紛争激化観測という対抗材料の出現により後退し、綱引き構図へ転換した。

1. 価格サマリー(2026年8月27日 NY市場時点、前回2026-08-27レポート比)

商品 価格 前回(8/27レポート)比
金(COMEX、オンス建て) 4,600.60 USD/oz +0.03%(+1.30ドル)
銀(COMEX、オンス建て) 69.14 USD/oz +1.47%(+1.00ドル)
WTI原油(期近) 83.52 USD/バレル +3.39%(+2.74ドル)
ブレント原油(期近) 89.59 USD/バレル +2.38%(+2.08ドル)
天然ガス(Henry Hub、期近) 2.90 USD/MMBtu +1.56%(+0.04ドル)
小麦(シカゴ期近) 740.00 セント/ブッシェル +1.30%(+9.50セント)
トウモロコシ(シカゴ期近) 508.00 セント/ブッシェル -1.07%(-5.50セント)
大豆(シカゴ期近) 1,252.50 セント/ブッシェル +0.16%(+2.00セント)
カカオ(ICE期近) 6,231.00 USD/トン +6.89%(+402.00ドル)
砂糖(ICE期近) 18.21 セント/ポンド +3.35%(+0.59セント)

参考: 銅(COMEX/LME参考建値)は6.59 USD/ポンドで前回比-0.16%(Trading Economics)。参考: ドル指数(DXY)は99.13(前回99.16比-0.03%)(Trading Economics)。

出典: 金、銀(いずれも2026年8月27日17:01 NY時間時点)、WTI、ブレント、天然ガス、小麦、トウモロコシ、大豆、カカオ、砂糖、銅(いずれも2026年8月27日時点データ、取得日本時間2026年8月28日早朝)。

2. 商品別動向

金・銀

金は2026年8月27日17時01分(ニューヨーク時間)時点で4,600.60ドル/オンス、前回比+0.03%とほぼ横ばいで着地した(Kitco)。前日の7月PCE上振れを受けた利益確定売りは一巡し、8月28日のウォーシュFRB議長・就任後初のジャクソンホール基調講演を控えて明確な方向感を欠く展開となった。市場ではタカ派的な内容なら上昇一服、ハト派的なら再加速との見方が広がっており、Kitcoの週次調査ではウォール街アナリストの73%が強気、弱気予想はゼロという極端に強気に傾いた地合いが続いている(Kitco News)。銀は同時点で69.14ドル/オンス、同+1.47%と上昇し、70ドルの節目を再び試す動きとなった(Kitco)。CFTCの投機筋ポジションは8月18日時点のデータから更新がなく、次回発表(8月28日想定)を待つ状況が続いている。

原油

WTIは83.52ドル/バレル(前回比+3.39%)、ブレントは89.59ドル/バレル(同+2.38%)といずれも急反発した(Trading Economics)。ロシアのプーチン大統領がウクライナ侵攻の激化を計画しているとの報道に加え、8月27日にはモスクワ向け燃料供給の要であるリャザン製油所が爆発被害を受けたと伝えられ、ロシア国内の製油能力低下が一段と意識された。ロシアの製油処理量は7月時点で日量360万バレルと2002年5月以来の低水準に落ち込んでおり、政府はディーゼル・ガソリン・ジェット燃料の輸出を一時制限する措置も講じている(The Moscow Times、OilPrice.com)。一方でイランとオマーンは8月26日、ホルムズ海峡の管轄水域および通航料収入の配分について合意したと発表し、こちらは供給正常化に前進する下落材料として意識された。もっとも完全な航行正常化には米国が6月の暫定和平合意上の義務(海上封鎖の解除など)を履行することが条件とされ、実際の効果は限定的との見方もある(Insurance Journal)。この両材料の綱引きの結果、通期ではロシア・ウクライナ紛争激化観測が優勢となり、原油は1日で3%を超える上昇となった。

天然ガス

Henry Hub天然ガスは2.90USD/MMBtuと、前回から上昇(+1.56%)した(Trading Economics)。9月上旬にかけて平年より高い気温が予想され冷房需要の増加観測が続く中、メンテナンスで停止していたFreeport LNG輸出基地のフィードガス需要が8月末の稼働再開に向けて回復しつつあり、上値を支えた(Natural Gas Intelligence)。もっとも記録的な国内生産水準と季節平均を上回る在庫水準が上値を抑えており、2.6ドル台のサポートを挟んだレンジ相場という基本構図自体は変わっていない。

農産物

小麦は740.00セント/ブッシェルへ前回比+1.30%と続伸し、2023年6月以来の高値を更新した。ノボロシスクの穀物ターミナル停止・ウクライナ輸出減という従来材料に加え、ロシアが和平交渉の行き詰まりを理由にウクライナへの攻撃激化を計画しているとの新たな報道が上昇に拍車をかけた。ロシア・ウクライナ両国は世界の小麦輸出の4分の1超を占めており、供給不安が再燃している(Bloomberg)。トウモロコシは508.00セント(同-1.07%)とやや反落した一方、大豆は1,252.50セント(同+0.16%)とほぼ横ばいで推移した。大豆は中国の旺盛な買い付け(2026/27年度向け新規成約の過半を中国向けが占める)が下支えとなっている(Pro Farmer Grains Report)。

3. 急変動の特集

本日はカカオ(+6.89%)、原油WTI(+3.39%)、砂糖(+3.35%)の3品目が「1日で±3%超」の基準に該当したため特集する。あわせて前回・前々回で特集した小麦についても続伸の内容をフォローする。

  • カカオ: 5,829.00ドル→6,231.00ドル/トンへ1日で+6.89%(+402.00ドル)の急騰となった(Trading Economics)。ガーナの規制機関COCOBODは2026/27年産生産見通しを75万トンから45万〜55万トンへ大幅に引き下げ、コートジボワールでも主産期作柄が前年から10〜20%程度落ち込むとの見通しが相次いで示された。いずれもエルニーニョによる乾燥・高温、樹木の老朽化、萎凋病(スウォレンシュート病)の広がりが背景にある(CNBC Africa、ADM Investor Services)。前回レポートでは「ICE在庫の積み増し・出荷増で供給潤沢、軟調」としていたが、この見方は本日でほぼ完全に逆転した。生活への波及としては、チョコレート製品の値上げ圧力が再び強まる可能性がある。もっとも2026年に入ってからのカカオ価格は年初来でおよそ半値まで下落しており、需要破壊(グラインド量の減少)を伴う需給緩和という構造自体は続いているとの指摘もあり、方向感については見方が割れている(Barchart)。
  • 原油(WTI): 80.78ドル→83.52ドル/バレルへ1日で+3.39%(+2.74ドル)の急反発となった。地政学リスクが「後退」から一転して「悪化」方向へ振れたことが直接の引き金であり、ロシアのウクライナ攻撃激化計画の報道とリャザン製油所への攻撃が新たな供給不安として意識された。もっとも同時にイラン・オマーンのホルムズ海峡歳入配分合意という下落材料も出ており、地政学リスクの評価が一方向でなくなっている点には注意が必要である(Bloomberg、Insurance Journal)。生活への波及としては、ガソリン・輸送コストを通じたインフレ圧力の再燃が意識される。
  • 砂糖: 17.62セント→18.21セント/ポンドへ1日で+3.35%(+0.59セント)の急伸となり、2025年5月以来の高値圏に接近した(Trading Economics)。エルニーニョ発生確率が80%を超える中、世界第2位の生産国であるインドで国内価格が過去最高値圏に達しており、同国が輸入国に転じる可能性が新たな上昇材料として意識されている(IndexBox)。加工食品価格への波及圧力は前回に続き強まる方向にある。
  • 小麦(前回・前々回特集のフォローアップ): 730.50セント→740.00セント/ブッシェルへ+1.30%(+9.50セント)と続伸し、2023年6月以来の高値を更新した(Trading Economics)。前回までの黒海輸出インフラ被害という材料に、本日はロシアの攻撃激化計画という新たな悪材料が加わった。パン・麺類など小麦を原料とする食品への価格転嫁圧力は、収穫・加工のタイムラグを踏まえるとおおむね半年から9か月後、2027年2〜5月ごろにピークを迎える可能性があると指摘されている(Euronews)。

4. 強気派 vs 弱気派

金

  • 強気: JPモルガンは2026年末目標を6,300ドル、UBSは6,200ドル、バンク・オブ・アメリカは6,000ドルとする強気の見通しをそれぞれ維持している。各行とも、中央銀行による外貨準備の金シフトと各国の財政赤字懸念の高まりを根拠としている(Canadian Mining Report、IndMoney)。Kitcoの週次調査でもウォール街アナリストの73%、個人投資家の78%が強気で、弱気予想はゼロという極端な強気地合いが続いている(Kitco News)。
  • 弱気(慎重): 大手行の中ではゴールドマン・サックスが2026年末目標を5,400ドルから4,900ドルへ引き下げており、他行より相対的に慎重な立場を取っている。根拠は、ウォーシュFRB議長の信認重視の発言姿勢が実質金利の上昇と「通貨切り下げ取引」の巻き戻しにつながるというもの(DiscoveryAlert)。市場関係者の間でも、8月の急伸(月初来10%超の上昇)は「行き過ぎ」との声があり、9月初旬にかけて一服する可能性が意識されている点は、8月28日のウォーシュ講演の内容次第で強気シナリオが崩れうるリスクとして留意されている。

銀

  • 強気: FXStreetのテクニカル分析では、7月中旬の55ドル割れの安値以来の上昇トレンドが継続しているとし、RSI(14)は63前後で「過熱ではないが強いモメンタム」と評価。UBSは71.64ドル、75.93ドル、80.22ドルの上値目標を示している(FXStreet)。
  • 弱気: TDセキュリティーズは2026年通期の銀平均価格予想を44ドルとしており、大手行の中では際立って弱気な立場を取っている。根拠は、銀がドルおよび実質金利に敏感であり、ドル反発や物価指標の上振れが逆風になりやすいという点(Exchange Rates UK)。

原油

  • 強気: LiteFinanceのエリオット波動分析は、日足で上昇の第3波が形成中であり、79.17ドルのサポートを維持できればWTIは105.17〜115.50ドルまで上昇しうるとの見方を示している。また足元ではロシア・ウクライナ紛争の激化懸念が供給不安として意識されている(LiteFinance)。
  • 弱気: IEA(国際エネルギー機関)は2026年の世界石油需給について、中東・南北アメリカからの供給拡大を背景に日量およそ384万バレルの大幅な供給過剰になるとの見通しを示している。ゴールドマン・サックスもホルムズ海峡情勢の正常化を織り込み、ブレントの2027年通年予想を80ドルから75ドルへ引き下げている(IEA、CNBC)。

カカオ(参考)

  • 強気: コートジボワール・ガーナの2026/27年産減産観測とエルニーニョ懸念(本レポート「急変動の特集」参照)。
  • 弱気: 2026年の需要破壊(チョコレートメーカーの減量・代替による使用量減)とICE在庫の高水準を根拠に、構造的な供給過剰局面自体は続いているとの見方がある(Barchart)。

5. 地政学・物価関連ニュース

  • ロシアのプーチン大統領がウクライナとの和平交渉の行き詰まりを受け、インフラ攻撃を含む侵攻の激化を計画しているとクレムリン関係者の話として報じられた。8月27日にはモスクワ向け燃料供給の要であるリャザン製油所が爆発被害を受けたと伝えられ、原油・小麦双方の価格を押し上げた(Bloomberg)。
  • イランとオマーンは8月26日、ホルムズ海峡の管轄水域および通航料収入の配分について合意したと発表した。もっとも完全な航行正常化には米国が6月の暫定和平合意上の義務を履行することが条件とされている(Insurance Journal、Marine Insight)。
  • ロシアの製油処理量は7月時点で日量360万バレルと2002年5月以来の低水準に落ち込み、政府はディーゼル・ガソリン・ジェット燃料の輸出を一時制限する措置を講じている。ウクライナは8月だけで10件超のドローン攻撃をロシアの製油施設に対して実施した(The Moscow Times)。
  • ガーナの規制機関COCOBODが2026/27年産カカオ生産見通しを75万トンから45万〜55万トンへ引き下げ、コートジボワールでも主産期作柄が前年比10〜20%程度落ち込むとの見通しが相次いで示された。チョコレート製品への値上げ圧力再燃が懸念される(CNBC Africa)。
  • エルニーニョ発生確率が80%を超える中、世界第2位の砂糖生産国インドで国内価格が過去最高値圏に達し、同国が輸入国に転じる可能性が意識されている。加工食品価格への波及圧力が中期的に強まる可能性がある(IndexBox)。
  • 小麦価格の急伸を受け、パン・麺類などの加工食品価格への転嫁圧力は、収穫・加工のタイムラグを踏まえると2027年2〜5月ごろにピークを迎える可能性があると指摘されている(Euronews)。
  • 8月27日から29日にかけてジャクソンホール経済シンポジウムが開催され、8月28日午前10時(米東部時間)にはウォーシュFRB議長が就任後初の基調講演を行う予定。市場ではタカ派的な内容ならドル高・金利上昇、ハト派的な内容ならドル安・金上昇につながるとの見方が引き続き共有されている(XTB)。

6. テクニカル分析

  • 金: 日足では4,600ドル前後でのもみ合いが続き、RSIは50台半ばと中立圏で方向感に乏しい。週足では50週指数移動平均線(およそ4,278ドル)を上回る水準を維持しており、長期的な上昇構造自体は崩れていないとされる。直近のレンジは4,577〜4,698ドル程度とされ、8月28日のウォーシュ講演を挟んで上下どちらにも振れやすい局面とされる(Kitco News)。
  • 銀: RSI(14)は63前後で「強いが過熱ではない」水準、MACDも強気を示す。レジスタンスは70.00ドル(心理的節目)・71.55ドル(6月中旬高値)・72.40ドル(200日移動平均線)、サポートは67.00ドル・63.25ドル(8月18日安値)・60.90ドル(8月6日安値)とされる(FXStreet)。
  • WTI原油: 日足はシンメトリカル・トライアングル(三角保ち合い)を形成しており、レジスタンスは87.50ドル・88.15ドル・89.50ドル・90.00ドル、サポートは84.75ドルおよび50日移動平均線の79.31ドル、61.8%フィボナッチ・リトレースメントの79.95ドルとされる。エリオット波動分析では79.17ドルを維持できれば105〜115ドル方向への上昇も見込まれるとされる一方、下抜けた場合は67〜58.50ドルまでの下落リスクが意識される(LiteFinance)。
  • 天然ガス: 日足のテクニカルシグナルは「中立」から「買い」へ上方修正された。2.6〜3ドル近辺が下値の節目として意識され、これを割り込むと2ドル方向への下落リスクが意識される一方、冬場に向けたレンジの中心は4ドル前後とされる(Trading Economics)。
  • 農産物(小麦・トウモロコシ): 小麦(9月限)は前回までのレジスタンス736セントを本日上抜けたとみられ、次の節目は748セント・760セントとされる。サポートは直近で660セント、その下に646セント・626セントが控える。200日移動平均線(619セント近辺)を大きく上回る強気配列が続く(Pro Farmer Grains Report)。トウモロコシ(9月限)はサポート478〜492セント、レジスタンス516〜530セントのレンジ内で推移しており、本日の508セントはレンジ中間に位置する。

7. 参考リンク