市況サマリー
| 指数 |
終値 |
前日比 |
| S&P500 |
7,785.76 |
-13.23(-0.17%) |
| ナスダック総合 |
26,729.16 |
-73.86(-0.28%) |
| NYダウ |
53,732.41 |
-107.58(-0.20%) |
取得時点: 2026年8月14日(金)米国市場引け(日本時間8月15日朝)。出典: Detroit News、Yahoo Finance
なお週前半の8月13日にはS&P500が終値ベースの過去最高値(7,798.99)を記録しており、14日はそこからの小幅な調整という位置づけ。週間ではS&P500・ナスダック・NYダウとも3週連続のプラスで終えている。出典: CNBC
指数別動向
S&P500
8月13日に終値ベースで史上最高値(7,798.99)をつけた翌14日は利益確定売りもあり0.17%安。週間では3週連続のプラス。エネルギーとテクノロジーが週間の上昇をけん引した一方、14日はAI関連の一角に手仕舞い売りが出た。出典: Detroit News
ナスダック100
8月14日発表分ではナスダック100は30,084.50ポイントで前日比+341.90ポイント(+1.15%)との報道もあり、指数の集計方法や時点によって振れがある点に留意(本レポートの市況サマリーはナスダック総合を採用)。前日の7月PPI(生産者物価指数)が市場予想を下回ったことで利上げ観測が後退し、大幅高となった経緯がある。出典: OANDA
NYダウ
53,732.41(-0.20%)。個別ではアプライドマテリアルズが決算発表(市場予想を上振れる増収増益、7-9月期ガイダンスも市場予想を上回る105億ドル)にもかかわらず、株価は5%超下落する「セル・ザ・ニュース」的な反応となった。背景には、直近の大幅上昇(株価収益率50倍超まで買われていた)による期待値の高さ、設備投資・人員拡大による粗利益率の圧迫懸念、対中売上比率の低下(35%→28%、対中輸出規制の影響)がある。出典: TradingKey
強気派 vs 弱気派
強気派
- カーソン・グループのチーフマーケットストラテジスト、ライアン・デトリック氏は、8〜9月は季節的に「年間で最も弱い2カ月」になりやすいと警戒しつつも、通期では強気姿勢を維持し、S&P500が年末までにさらに15〜18%上昇するとの見方を示した。根拠は好調な決算(2026年Q2の企業業績)と市場参加の広がり。出典: Benzinga
- ドイツ銀行はS&P500の年末目標を8,000ポイントへ上方修正(従来7,700から引き上げ)。AIへの継続投資、金融緩和方向へのシフト、企業業績の裾野拡大が根拠。出典: マネクリ(岡元兵八郎氏)
弱気派
- 上記デトリック氏を含む複数のストラテジストが、センチメントの過熱・長期上昇後・季節的に弱い時期が重なっている点を挙げ、8〜9月の調整局面入りに警戒感を示している。出典: Benzinga
- バンク・オブ・アメリカは年末目標7,100ポイントと相対的に慎重(現水準からの上値余地は限定的、+3.7%程度)。出典: itiger
- 8月は市場参加者が減り出来高が薄くなりやすく、小さな売買でも値動きが大きく見えやすい点への注意喚起もある。出典: note(橘龍馬氏)
米国の経済ニュース
- 7月小売売上高: 前月比0.6%減少と、市場予想に反してマイナスとなり、2025年5月以来最大の落ち込み。消費者支出の鈍化懸念が広がった。出典: Detroit News
- ミシガン大学消費者信頼感指数(8月速報値): 51まで低下し、インフレ懸念を背景に景気の先行きに対する見方が悲観的に傾いていることを示した。出典: Detroit News
- 7月PPI(生産者物価指数): 前年比で市場予想を下回り、インフレ圧力の緩和を示唆。これを受けて9月FOMCでの利下げ観測がやや強まった。出典: OANDA
- 決算シーズン: 8月14日は決算発表が集中する時期にあたり、同日だけで345社が決算を発表。アプライドマテリアルズの決算・株価反応が代表例(詳細は上記「指数別動向」参照)。出典: 株帳
FOMC・FRB・金利・為替
- FOMC: 次回会合は2026年9月16日。市場が織り込む政策金利据え置き確率は8月12日時点で約50.3%、0.25%利下げ確率は約39.2%(据え置き確率60.8%とする別集計もあり、集計時点・手法によって幅がある)。パウエル議長は前回会見で「9月について何も決めていない」と発言し、選択肢を残す姿勢を示した。市場全体では2026年中の追加利下げには慎重な見方が優勢で、本格的な利下げ再開は2027年との観測もある。出典: centralbank.watch、TipRanks、Morningstar
- 金利: 米10年国債利回りは8月14日のニューヨーク債券市場オープン時点で4.643%。出典: みんかぶFX
- 為替: ドル円は8月14日、1ドル=159.32円(前営業日比0.18円のドル安・円高)で推移。出典: ダイヤモンド・ザイ
テクニカル分析
S&P500
14日RSI(14日)は65前後で、買われすぎの目安とされる70にはまだ届かないものの強めの水準。5日移動平均(7,748.03)、50日移動平均(7,630.10)、200日移動平均(7,522.59)のいずれも現在値がこれを上回っており、短期・中期・長期のすべてで上昇トレンドを示す「強気」のシグナルが並ぶ。出典: Investing.com
ナスダック100・NYダウ
個別の詳細な移動平均・RSI値は本日の調査では確認できなかったが、値動きの傾向はS&P500と概ね連動している。
VIX(恐怖指数)
VIXの14日RSIは27前後、5日・50日・200日の各移動平均もいずれも「売り(低下)」を示すシグナルで、市場のボラティリティ予想が低い(=落ち着いた地合い)ことを示唆している。ただし、株式指数側のRSIがやや高水準にあることと合わせると、過熱感への警戒も一部でくすぶっている状態と解釈できる。出典: Investing.com(VIX)
今夜の注目イベント
日曜(8/16)は米国市場休場のため、直近の注目点としては週明け8月17日週の決算発表(週間で約30社が決算を予定)が挙げられる。個別の経済指標発表スケジュールは今回の調査では詳細を特定できなかった。出典: Earnings Watcher
参考リンク