記事を検索
日本株

日本株 2026-08-14

3行まとめ

  • 8月13日の東京市場は3日続伸、日経平均は784.53円高の68,308.59円、TOPIXは7日続伸で最高値を更新した。
  • 半導体・AI関連(アドバンテスト、東京エレクトロン、キオクシア)への資金集中と、利上げ観測を背景にした銀行株買いが上昇を主導。
  • 日銀は7月会合の「主な意見」で利上げペース加速に前向きな声が相次いだと公表、ドル円は159円台半ばで一進一退。

市況サマリー

指数 終値 前日比 騰落率 取得時点
日経平均株価(日経225) 68,308.59円 +784.53円 +1.16% 2026-08-13 大引け
TOPIX 4,176.04pt +37.04pt +0.89% 2026-08-13 大引け
東証グロース市場250指数 742.25pt(日中値) -3.43pt -0.46% 2026-08-13 12:51時点。大引けの騰落値は確認できず(値上がり265銘柄・値下がり276銘柄で売り買い拮抗)

出典: 日経平均大引け:前日比784.53円高の68308.59円東証グロース市場250指数 基本情報東証グロース(大引け)=売り買い拮抗

指数別動向

日経平均株価

前日比784.53円(1.16%)高の68,308.59円で3営業日続伸し、約1か月ぶりに68,000円台を回復した。前日の米国市場でハイテク株が買われた流れを引き継ぎ、序盤から上げ幅を拡大した。上昇の中心は半導体・AI関連で、アドバンテストと東京エレクトロンの2銘柄だけで日経平均を約218円押し上げたとの分析があり、これは上昇幅553円台(別集計時点)の約4割に相当する。キオクシアは東証プライムの売買代金首位となった。個別では、TOPPAN(4〜6月期純利益が2.3倍となり一時ストップ高)、ミルボン(業績上方修正で急騰)が上昇した一方、東京製綱(減益)は急落した。セクター別では銀行業・非鉄金属・鉱業が値上がり上位、海運業・空運業・ゴム製品(原油高による燃料コスト増を懸念)が値下がり上位だったとの報道がある。 出典: 日経平均は続伸、買い優勢続いて終日堅調に推移日本市場レポート 2026年8月13日TOPPAN、一時ストップ高

東証グロース市場250指数

8月13日12時51分時点で742.25pt、前日比3.43pt安(0.46%安)。大引け時点の指数騰落値は出典で確認できなかったが、値上がり265銘柄・値下がり276銘柄とほぼ拮抗した展開だったと報じられている。個別では新興株特有の値動きとしてウルフハンド、THE COOなどがストップ高となる一方、値がさ株の一角は上値の重い展開になったとの見方がある。新興株市場に影響する制度面の動きとして、2026年10月からグロース市場銘柄が段階的にTOPIXに採用される予定があり、パッシブ資金の流入余地として注目されている。 出典: 東証グロース(大引け)=売り買い拮抗、ウルフハンド、THE COOがS高東証グロース市場250指数先物見通し

強気派 vs 弱気派

強気派: 野村證券の池田雄之輔氏は、日経平均株価の見通しを2026年末68,000円・2027年末70,000円に上方修正している。根拠として、(1)TOPIXのEPS(1株当たり利益)が名目GDP拡大を背景に力強く拡大していること、(2)脱デフレで企業の値上げ力が着実に強まり利益率が改善していること、(3)AI・半導体関連の2026年度経常利益が年初想定の6兆円から7月時点で13兆円超へ2.2倍に上方修正が続いていること、(4)海外投資家のアンダーウェイト(過少投資)解消がまだ途上で、20〜25兆円程度の買い余力が残っていること、を挙げている。 出典: 日本株さらなる上昇の余地はあるのか?日経平均株価見通しを2026年末68,000円に上方修正

弱気派: DZHフィナンシャルリサーチの東野幸利氏(マネックス証券メディア寄稿)は、8月の日本株は「前半高・後半安」となる可能性があるとの見方を示している。根拠として、(1)7月の大幅下落の反動でAI半導体株のリバウンドが前半に集中しやすいこと、(2)過去5年で見ると8月は前半上昇後に後半下落するパターンが複数年(2022年・2025年)あったこと、(3)お盆休みや主力企業決算の一巡による需給の細りが後半の重荷になりやすいこと、(4)TOPIXの月次騰落率を過去20年・30年平均で見ても8月は年間で最も成績が悪い月であること、を挙げ、高値掴みへの注意を促している。 出典: 【日本株】8月は前半高・後半安となる可能性、高値掴みに注意か

なお、8月13日単日の需給材料としては、米ナスダック総合指数・SOX(半導体)指数の上昇やシカゴ日経225先物高、企業の活発な自社株買いや東証による企業価値向上要請が強気材料として、米NYダウの下落、トランプ政権の関税政策、中国の景気後退懸念が弱気材料として挙げられている。 出典: 8/13の強弱材料

経済ニュース

  • 金融政策(日銀「主な意見」): 日銀は8月10日、7月30〜31日開催の金融政策決定会合の「主な意見」を公表した。政策委員から「金融緩和度合いの調整をペースアップする必要がある」「利上げペースが市場の想定よりも早まることも考えられる」といった、利上げに前向きな意見が相次いだ。物価の上振れリスクを警戒し「機動的対応や利上げ幅の議論が必要となる新たな局面に転換した」との意見もあった。これを受け、早ければ9月にも追加利上げがあり得るとの観測が市場で強まっているとの報道がある。 出典: 日銀、利上げ「ペースアップ必要」7月決定会合の主な意見早ければ9月利上げも 物価上振れを警戒
  • 経済指標: 8月13日週に発表予定の経済指標として国内企業物価指数(7月分)が挙げられていたが、予想・結果の具体的な数値を裏付ける一次情報は確認できなかったため、本レポートでは数値の掲載を見送る。確認が取れ次第、後日フォローする。
  • 注目個別銘柄・セクター: TOPPAN(4〜6月期純利益2.3倍、一時ストップ高)、ミルボン(業績上方修正で急騰)、東京製綱(減益で急落)、アドバンテスト・東京エレクトロン(半導体高で指数押し上げ)、キオクシア(売買代金首位)。セクターでは銀行・非鉄金属が堅調、海運・空運・ゴム製品が原油高を嫌気して軟調だった。 出典: 日本市場レポート 2026年8月13日TOPPAN、一時ストップ高

日銀・金利・為替

テクニカル分析

日経225: RSI(14日)は57前後(投資情報サイトの試算)で、買われ過ぎでも売られ過ぎでもない中立からやや強めの水準。短期・中期の移動平均線(5日・50日)は上向きで株価がその上にあることから短中期のトレンドは上向きと読める一方、200日移動平均線は株価がまだ上回りきっていないとの試算もあり、長期トレンドの完全な転換(ゴールデンクロス)が確認できたとまでは言い切れない状況。9日RSIは8月12日時点で75%台から85%台へ上昇しており、短期的な過熱感には注意したいところ。なお、当レポートで参照した移動平均線は5日・50日・200日を用いる算出方式であり、25日・75日・200日の日本国内でよく使われる移動平均線とは期間が異なる点に留意されたい。 出典: 日経平均株価テクニカル分析-戻り継続、遅行線の好転にはさらに上昇が必要日経平均株価 テクニカル分析

東証グロース市場250指数: 個別の移動平均線・RSIの具体的な数値は出典で確認できなかった。参考情報として、8月13日は値上がり265銘柄・値下がり276銘柄とほぼ拮抗しており、指数全体としては方向感に乏しい展開だったとみられる。先物市場では「買い一巡後は上値の重い展開か」との見方が示されている。 出典: 東証グロース市場250指数先物見通し:買い一巡後は上値の重い展開か

※テクニカル指標は将来の値動きを保証するものではなく、売買judgment材料の一つとして紹介するものです。断定的な売買推奨ではありません。

本日の注目点

  • 8月14日は国内で381社が決算発表を予定しており、ネクソン、トライアルなどが発表を控えている。
  • 米国では週間の新規失業保険申請件数、7月の卸売物価指数(PPI)の発表が予定されており、日米金利差やドル円の動きを通じて東京市場にも影響しうる。
  • 日銀の9月会合に向けた追加利上げ観測の強弱を測る材料として、要人発言や国内経済指標にも引き続き注目したい。 出典: 2026年8月14日の決算発表予定

参考リンク