前回からの変化

前回レポートなし(比較対象なし)

1. 為替サマリー

通貨ペア 水準(9/22時点) 前日比・レンジ
ドル円 157.60円(NY引け) 156.58〜157.77円(日中レンジ)
ユーロ円 180.73円 179.85〜180.80円
ユーロドル 1.1486ドル 1.1471〜1.1496ドル(買い一服)
ドル指数(DXY) 100.42 ほぼ横ばい(1カ月+1.43%、1年+3.24%)
オフショア人民元(USD/CNH) 6.6908元 2023年1月以来のドル安値(人民元高)

(取得時点: 日本時間2026年9月22日夜〜23日早朝。出典: 財経新聞、ザイFX!、Investing.com)

2. ドル円の動き

東京時間は序盤から円売りが継続し、高値圏でのしっかりとした値動きとなった。日中レンジは156.58〜157.37円で、夕方にかけて一段高となる場面もあった。NY時間に入ると、米長期金利(10年債利回り)の再上昇を受けてドル買いが加速し、157円07銭から一時157円77銭まで上値を伸ばし、157円60銭近辺で引けた。米2年債入札が応札倍率上昇と堅調に消化されたこと、リッチモンド連銀製造業指数が予想を下回ったことなど複数の材料が交錯したが、方向性としては金利要因によるドル買い優勢の展開だった(詳細な金利動向はecon_indicatorsカテゴリ参照)(財経新聞、財経新聞、財経新聞)。

3. その他の主要通貨

ユーロドルは21日、買いが一服する展開となり1.1486ドル近辺で推移(レンジ1.1471〜1.1496ドル)。ユーロ円は180.73円(レンジ179.85〜180.80円)と、ドル円の上昇に連れる形で円安方向の動きとなった(ザイFX!)。

人民元は対ドルで大きく買われ、オフショア人民元(USD/CNH)は6.6908元まで下落(人民元高)し、2023年1月以来の水準となった。中国人民銀行(PBOC)が対ドル基準値(中心レート)を市場予想を上回るペースで切り上げており、人民元の中心レートは3営業日連続で引き上げられ2023年2月以来の高水準に達した。23日からの習近平国家主席訪米・24日の米中首脳会談を前に、段階的な人民元高を容認する当局の姿勢が意識されている(詳細はchina_stockカテゴリ参照)(Investing.com)。

ポンド・豪ドル・スイスフランについて、本レポート作成時点で確度の高い9月22日時点の具体的な水準は確認できなかった(次回以降で補う)。

4. 当局の姿勢と介入

財務省・日銀による9月22日時点の新たな公式発言は確認できなかった。直近では片山さつき財務相が、足元の円安に対し「いつでも適切に対応する」との従来からの牽制姿勢を継続しており、8月には「無秩序な動きには断固たる措置を取る、常に準備がある」と重ねて表明していた。7月31日には日米両政府が円買いの協調為替介入に踏み切っており、これは2011年以来15年ぶりの日米協調介入だった。日米財務相は当時の共同声明で、必要に応じたさらなる協調的な対応を「ちゅうちょしない」としている。9月に入ってからの新たな介入の実施・観測は、本レポート作成時点では確認できなかった(日本経済新聞、時事通信)。

米財務省の為替報告書、G7/G20の為替関連合意について、本レポート作成時点で新たな公表は確認できなかった。

5. ポジションと相場観

シカゴ国際通貨市場(IMM)の円ポジションは、投機筋(非当業者)の円ネットポジションが9月8日時点で10,796枚と、長期平均に近い水準にある。一方、実需筋(当業者)の円ネットポジションは9月1日時点で97,561枚の円買い越しとなっており、長期平均と比べて買い越しが大きい水準にある。データはいずれも直近1〜2週間前の週次集計であり、22日時点の最新状況を反映したものではない点に留意が必要である(stock-marketdata.com)。

円高派・円安派それぞれの発言者・根拠を伴う最新の相場観について、本レポート作成時点で確度の高い9月22日時点の情報は確認できなかった(次回以降で補う)。

6. テクニカル分析(ドル円)

直近確認できた9月19日時点のデータでは、ドル円は156.74円近辺で推移し、5日移動平均線(155.68円)・21日移動平均線(156.91円)を上回る一方、90日移動平均線(159.76円、目先の上値抵抗の目安)・200日移動平均線(158.41円)は下回る位置にあった。RSI(14日)は48.60%とニュートラル圏で、方向感に乏しい状態を示唆していた。パラボリックは152.89円で「買い」転換となっており、実勢レートがこれを上回っていることから短期的には上昇基調を示唆する形となっている。22日にかけてドル円は157円台後半まで上昇しており、上値抵抗とされていた90日移動平均線(159.76円)に接近しつつある局面といえる(外為どっとコム)。

7. 今夜の注目イベント

  • 9月23日(水、日本時間夜): S&P Global製造業・サービス業PMI速報値(米国。市場予想は製造業53.4・前回53.9、サービス業56.0・前回56.5。詳細はecon_indicatorsカテゴリ参照)
  • 今週はFRB高官の発言機会が10回以上に上る見込みで、金利見通しに関する発言はドル円にも影響しうる
  • 24日: 米新規失業保険申請件数・新築住宅販売件数、米中首脳会談(トランプ・習近平)を控え、人民元・アジア通貨の値動きにも注目