前回からの変化
変わったこと(変化・新規)
- イエメンのフーシ派がサウジアラビアの石油関連施設を直接攻撃: NBC Newsによれば、イラン支援を受けるフーシ派は9月8日、サウジアラビア南部のアブハ国際空港、ハーリド国王空軍基地、および国営石油会社サウジアラムコの施設(アブハ、ジザン)にドローン・弾道ミサイルで攻撃を仕掛け、73人が負傷した。ジザンには日量40万バレル規模の製油所があり、サウジのエネルギー省は複数の石油施設・公益設備の操業停止を発表した。サウジ側は反撃に転じ、CBS Newsは、これが2022年以来の4年間の停戦崩壊後で最も深刻な応酬になったと伝えている。前回レポートで報じた米・イランのタンカー戦がホルムズ海峡周辺にとどまっていたのに対し、今回はサウジ本土の石油インフラが標的となり、紛争の地理的範囲が拡大した。 出典: NBC News、CBS News
- 原油、フーシ派攻撃を受け一時100ドルに接近: Al Jazeeraによれば、WTIは92.27ドル(前日比+0.79ドル)まで上昇し6週間ぶり高値圏、ブレントは直近5営業日で9%、1カ月で19%上昇した。さらにCBS Newsによれば、フーシ派攻撃直後の火曜早朝(米東部時間)にはブレントが97.54ドルまで上げ、他の報道ではWTIが一時94.46ドル(+3.3%)、ブレントが99.16ドル(+2.2%)まで急伸する場面もあった。前回レポート時点の92ドル前後から、100ドルという心理的節目が意識される距離まで接近した。 出典: Al Jazeera、CBS News
- 銅が史上最高値を更新、関税観測とAIデータセンター需要が背景: Yahoo Financeによれば、銅は年初来で約48%上昇し1ポンド6.30ドル前後(先物は1トン13,000ドル前後)に達し、直近の取引セッションだけで10%近く上昇した。トランプ政権が精製銅の輸入関税を拡大するとの観測と、データセンター向け需要の急増が背景とされる。金・銀に続く形で銅も記録的な水準に達しており、前回レポートでは触れていなかった新規テーマ(詳細は「3. 急変動の特集」)。 出典: Yahoo Finance
- 米特使団のモスクワ・キーウ訪問が不調に終わり、小麦が反発: Marine Linkによれば、前回レポートで報じたクシュナー氏・ウィトコフ氏の訪問は週末にモスクワとキーウの両方で行われたが、「具体的な成果は持ち帰れなかった」(A/Cトレーディング社長ジム・ガーラック氏)。ロシア・ウクライナ双方による黒海沿岸の港湾・船舶への攻撃応酬が続き、黒海経由の穀物輸出はほぼゼロの水準にとどまっている。これを受けCBOT小麦は反発し、Trading Economicsによれば9月8日時点で728セント/ブッシェル(+1.68%)まで上昇、前回レポートの716.00セントからの調整局面が一服した。 出典: Marine Link、Trading Economics
- TD Securities、原油高騰が続けば金は4,000ドル割れを試す可能性を新たに指摘: Kitcoによれば、TD Securitiesの商品チームを率いるバート・メレク氏は、イラン戦争による供給ショックがインフレ期待と米金利を押し上げドル高につながっていると指摘し、原油が100ドルを上回る状態が続けば金は4,000ドル近辺までの下押しリスクがあるとの見方を示した。一方で紛争が収束した後の2027年第2四半期には5,350ドルまでの上昇を見込むとしており、短期の下振れリスクと中長期の強気観測を併記している。 出典: Kitco
昨日と同じこと(継続)
- OPECプラスの10月増産方針(日量13.7万バレルの小幅増産)は前回決定のまま変わらず、追加の会合・声明は確認されていない。
- ホルムズ海峡の船舶通航は依然として1日10隻前後(平時の130隻前後から急減)にとどまっており、CBS Newsによればイラン・オマーンの安全航路交渉は「最終段階」との報道が続いている。
- 天然ガスは記録的な生産水準とLNG輸出拡大(主要9基地合計で日量18.3bcfd)を背景に、2.9〜3.0ドル前後のレンジ推移が継続。 出典: CBS News
- 9月15〜16日のFOMCでの25bp利上げ観測は、引き続き5〜6割程度で高止まりしている。
要因の連続性
- 継続要因: ホルムズ海峡の地政学リスクと船舶通航の激減、OPECプラスの小幅増産方針、天然ガスのLNG輸出拡大、FOMC利上げ観測の高止まりは、いずれも前回に続き作用している。
- 新規要因: (1) フーシ派によるサウジ石油施設への直接攻撃という紛争地理の拡大、(2) 銅の記録的急騰(関税観測+AIデータセンター需要)という新テーマ、(3) 米特使団のモスクワ・キーウ訪問失敗による黒海情勢悪化観測、(4) TD Securitiesが原油高と金の下値リスク(4,000ドル)を結び付けた新たな相場観、が加わった。
- 解消した要因: 明確に解消した要因はない。イラン・オマーンの安全航路交渉が「数日以内」から「最終段階」へ進展した点はやや前向きだが、フーシ派攻撃という新たな悪材料でおおむね相殺されている。
1. 価格サマリー(2026年9月8日(火)海外市場、日本時間9月9日朝時点の目安)
| 商品 | 価格(目安) | 前回(9/7)比 | 限月・指標 |
|---|---|---|---|
| 金 | 4,411 USD/oz | 4,400→4,411(+0.3%、方向感に乏しい) | COMEXスポット目安 |
| 銀 | 65.88 USD/oz | 65.55→65.88(+0.5%) | COMEXスポット目安 |
| WTI原油 | 92.27 USD/バレル(日中一時94.46) | 92→92.27(ほぼ横ばい、日中は+3.3%まで上振れ) | NYMEX期近 |
| ブレント原油 | 97.54 USD/バレル(日中一時99.16) | 96〜97→97.54(+0.5〜1.5%程度) | ICE期近 |
| 天然ガス | 2.91 USD/MMBtu | 2.95〜2.97→2.91(-1〜2%程度) | ヘンリーハブ期近 |
| 小麦 | 728 セント/ブッシェル | 716.00→728(+1.68%) | CBOT期近 |
出典: Yahoo Finance、FXStreet、Al Jazeera、CBS News、Trading Economics(天然ガス)、Trading Economics(小麦)。金・銀はCOMEXスポットの目安値、原油は日中の値幅が大きいため代表値と高値を併記した。
2. 商品別動向
金・銀
Yahoo Financeによれば、金の12月限先物は前週金曜終値比0.6%安の4,451.60ドルで寄り付いた後、値を崩し、CNBC調べでは米東部時間午前9時時点のスポット価格が4,411.47ドルまで下げた。フーシ派によるサウジ石油施設攻撃で原油が急伸し、エネルギーコスト上昇を通じたインフレ圧力への警戒が意識されたことが、逆説的に安全資産である金の重荷になったとされる。月間では+4.1%、前年同月比では+23.8%とプラス圏を維持している。銀もFXStreetによれば65.88ドル(前日66.24ドルから-0.55%)まで下げ、金銀比価は66.61から66.72へやや上昇し、銀が金に対してやや弱含んでいる。中央銀行の金購入という中長期の下支え材料自体に変化はないが、目先はエネルギー価格・金利観測に振らされやすい地合いが続いている。 出典: Yahoo Finance、FXStreet
原油
NBC Newsによれば、9月8日にフーシ派がサウジアラビアのアブハ・ジザンの石油関連施設を攻撃し73人が負傷、複数施設が操業停止となったことを受け、原油は急伸した。攻撃直後にはWTIが一時94.46ドル(+3.3%)、ブレントが99.16ドル(+2.2%)まで上げる場面があり、その後はAl Jazeera調べのWTI92.27ドル、CBS News調べのブレント97.54ドル前後に落ち着いた。Center for a New American SecurityのRachel Ziemba氏は「これは紛争と応酬の継続を反映したものであり、世界的な供給不足は根強く、解消の兆しは乏しい」と述べている。一方、Gasilov GroupのArif Gasilov氏は「原油は開戦前の水準まで戻ってはまた上昇する、というサイクルを繰り返している」と指摘し、GasBuddyのPatrick De Haan氏は記録的な軽油価格が今後経済全体に波及していくと警告している。OPECプラスの10月小幅増産方針(前回決定のまま)も、供給引き締まり観測を支えている。 出典: NBC News、Al Jazeera、CBS News
天然ガス
Trading Economicsによれば、天然ガスは2.91ドル/MMBtu(前日比-2.32%)まで下落した。火曜早朝には節目の3.00ドルを一時上抜けたが、猛暑による冷房需要の一服により伸び悩んだ。LNG輸出基地への供給(主要9基地合計で日量18.3bcfd)は8月の17.2bcfdから拡大しており、欧州・アジア向けの冬場の在庫積み増し需要は引き続き強いが、米国内在庫が5年平均を5.2%上回る潤沢さと、記録的な生産水準が上値を抑える構図に変化はない。 出典: Trading Economics
農産物
Marine Linkによれば、CBOT小麦は米特使団(クシュナー氏・ウィトコフ氏)によるモスクワ・キーウ訪問が「具体的な成果なし」に終わったことを受けて反発し、中心限月(12月限)は7.38と4分の3ドル(738.75セント)まで上昇、夜間取引では一時763セントの高値もつけた。Trading Economicsによれば代表限月は728セント(+1.68%)で、前回レポートの716.00セントからの調整局面が一服し、8月28日高値(767セント)を再び試す動きとなっている。ロシア・ウクライナ双方の黒海沿岸港湾への攻撃応酬で輸出がほぼゼロ水準にとどまる一方、アジアの輸入国はオーストラリア・アルゼンチン産へ切り替える動きも出ており、供給不安と代替調達の綱引きが続いている。 出典: Marine Link、Trading Economics
3. 急変動の特集
銅が2営業日連続で史上最高値を更新した。Yahoo Financeによれば、銅は年初来で約48%、直近の取引セッションだけでも10%近く上昇し、1ポンド6.30ドル前後(先物は1トン13,000ドル前後)に達した。なぜ動いたか: (1) トランプ政権が精製銅の輸入関税を拡大するとの観測から、米国内価格が国際価格より高くなる思惑で在庫の米国向けシフトが進んだこと、(2) AIデータセンター・EV・送電網向けの需要拡大が続く一方、老朽化した既存鉱山の供給が追いつかない構造的な需給逼迫、が挙げられる。JPMorganのGregory Shearer氏は、データセンター向け銅需要だけで2026年は47万5,000トンに達する可能性があり、2025年の11万トンから急拡大すると指摘する。一方でStoneXのNatalie Scott-Gray氏は「投機的なポジションが行き過ぎており、市場の実態とかけ離れている」「現在の水準を裏付けるファンダメンタルズはない」と述べ、Jefferiesも大手銅鉱山会社が1ポンド5.49ドルを前提に投資判断しているのに対し、実勢は6.50ドル前後まで乖離していると指摘する。生活・産業への波及としては、電線・エアコン室外機・建設資材・EVモーターなど銅を多用する製品のコスト増を通じ、住宅建設費や家電価格、データセンター建設コストの上振れにつながる可能性がある。急落に転じた場合は逆に、投機的な買いポジションの解消による調整が想定される。
なお前回特集した原油の数週間規模の急伸(8月上旬の74ドル台から)は、本日のフーシ派攻撃でさらに勢いを増し、心理的節目の100ドルに接近する場面まで進行した。生活・物価への波及としては、CBS Newsが伝える記録的な軽油価格の上昇が輸送・物流コストを通じ、食品を含む幅広い品目の値上げ圧力として波及しつつある。 出典: Yahoo Finance、CBS News
4. 強気派 vs 弱気派
金
- 強気: ゴールドマン・サックスのLina Thomas氏・Daan Struyven氏は、Kitcoによれば、中央銀行による分散目的の需要(2026年は月間50トンの購入を想定、2022年以前の月間17トンから拡大)を根拠に、2026年末までに金は4,900ドルに達すると予想している。金デリバティブ経由のヘッジ需要増加が値動きを増幅させ、上振れリスクもあるとする。
- 弱気: TD SecuritiesのBart Melek氏は、Kitcoによれば、イラン戦争由来の供給ショックがインフレ期待と米金利を押し上げドル高につながっているとして、2026年第3四半期予想を4,550ドル、第4四半期予想を4,700ドルへ引き下げた。原油が100ドルを上回る状態が続けば、4,000ドル近辺までの下値リスクがあるとしている。 出典: Kitco(ゴールドマン)、Kitco(TD証券)
原油
- 強気: Center for a New American SecurityのRachel Ziemba氏は、Al Jazeeraによれば、紛争と応酬が継続する限り世界的な供給不足は解消しないとの見方を示している。
- 弱気: 一方でゴールドマン・サックスは2026年第4四半期のブレント平均予想を従来の90ドルから80ドルへ引き下げており、国際エネルギー機関(IEA)は2026年通期で日量296万バレルという記録的な供給過剰を見込んでいる。地政学プレミアムが剥落すれば、急落に転じるリスクも指摘されている。 出典: Al Jazeera
銅
- 強気: HSBCのJonathan Brandt氏は、Yahoo Financeによれば、銅を「金属のスーパーサイクル」の主要な受益者と位置付ける。JPMorganのGregory Shearer氏もデータセンター向け需要の急拡大を強気材料として挙げる。
- 弱気: StoneXのNatalie Scott-Gray氏は投機的なポジションが行き過ぎで「ファンダメンタルズが現在の水準を裏付けていない」と指摘し、Jefferiesも大手鉱山会社の投資前提(1ポンド5.49ドル)と実勢(6.50ドル前後)の乖離を弱気材料として挙げている。 出典: Yahoo Finance
小麦
- 強気: 黒海沿岸の港湾・船舶への攻撃応酬で輸出がほぼゼロ水準にとどまっているとの見方から、供給不安を根拠にした強気派の見方がある。米特使団の交渉が「具体的な成果なし」に終わったことも、この見方を支えている(Marine Link)。
- 弱気: アジアの輸入国がオーストラリア・アルゼンチン産へ調達を切り替える動きが出ていることや、世界の穀物在庫自体は比較的潤沢との指摘があり、黒海リスクプレミアムは持続しにくいとの見方もできる。 出典: Marine Link
5. 地政学・物価関連ニュース
中東情勢は前回よりさらに悪化した。NBC Newsによれば、イエメンのフーシ派は9月8日、サウジアラビア南部のアブハ国際空港・ハーリド国王空軍基地・アラムコの石油施設(アブハ、ジザン)にドローン・弾道ミサイルで攻撃し、73人が負傷した。ジザンには日量40万バレル規模の製油所があり、サウジのエネルギー省は複数施設の操業停止を発表した。サウジは反撃に転じ、CBS Newsによれば、これは2022年以来の4年間の停戦崩壊後で最も深刻な応酬になった。ホルムズ海峡では引き続き船舶通航が1日10隻前後(平時の130隻前後から急減)にとどまっており、イラン・オマーンの安全航路交渉は「最終段階」にあると報じられている。カタールは中国と連携し中東和平協議の再開を模索しているとCBS Newsは伝え、米政権は今週、武器・不正貨物の輸送に関与したとされるイラン系の航空・貨物事業者36社に制裁を科した。
ウクライナ情勢では、Marine Linkによれば、前回報じたクシュナー氏・ウィトコフ両特使のモスクワ・キーウ訪問は「具体的な成果を持ち帰れなかった」とA/CトレーディングのJim Gerlach氏が指摘する。ゼレンスキー大統領は協議内容を「悪くないアイデア」と評価したものの、ロシア・ウクライナ双方が黒海沿岸の港湾・船舶への攻撃を続けており、黒海経由の穀物輸出はほぼゼロ水準にとどまっている。実現すれば食品価格の押し下げ要因になり得る輸出正常化の見通しは、前回よりもさらに後退している。
物価面では、原油がフーシ派攻撃を受けて心理的節目の100ドルに接近したことで、エネルギー価格を通じたインフレ圧力への警戒が強まっている。Yahoo Financeは、9月15〜16日のFOMCを控え、原油高がインフレ期待を押し上げ利上げ観測を後押ししかねない循環に入りやすい点を指摘している。また銅の記録的高値と関税観測は、電線・建材・データセンター建設コストを通じて、電子機器や住宅関連価格への波及が意識される。 出典: NBC News、CBS News、Marine Link、Yahoo Finance
6. テクニカル分析
金: LiteFinanceによれば、9月8日時点で金は4,376〜4,441ドルのレンジでのもみ合いが続くと見られている。50日移動平均線(4,282ドル、OneUpTrader)が当面の下値サポートの目安、61.8%フィボナッチ水準(4,683ドル)と200日移動平均線(4,638ドル)が上値の抵抗帯とされる。BarchartではRSIが45前後と中立圏、MACDはプラス圏で緩やかに縮小しており、買われすぎ・売られすぎのどちらでもない状態とされる。補助指標として、FXStreetのCFTC建玉明細では、8月最終週にかけて金の投機筋ネットロングが約1万5,200枚減少し22万8,100枚となり、2月初旬以来の大幅な減少幅となった。ドル指数(DXY)は98.82(前日比-0.36%)まで下げており、ドル安が金の下支えとしてわずかに働いている(Trading Economics)。あくまで目安であり、断定的な売買判断ではない。
銀: 金と同様に上値の重い展開が続いており、FXStreetが示す65.88ドル近辺が当面の下値の目安とされる。CFTC建玉明細では投機筋のネットロングが1万4,073枚(8月25日時点)まで低下しており、価格上昇局面でも新規の買い増しには慎重な様子がうかがえるとされる。金・銅と歩調を合わせやすい銘柄であるため、両者の値動きとの連動性が引き続き意識される局面とされる。
WTI原油: LiteFinanceなどの技術分析では、原油は上昇チャネルの上限である93.50ドル付近を試す展開が続いているとされ、75ドル台のチャネル下限からの上昇トレンドが継続中とされる。100日移動平均線が200日移動平均線を上回っており、目先は上値追いが優勢な地合いとされる。抵抗帯を上抜ければ96〜98ドル、失敗すれば87ドル付近までの調整もあり得るとされる水準。CFTC建玉明細では、8月最終週にかけて買い戻しが確認され、長期化していた投機筋の持ち高整理から転換しつつある兆しがあるとされる(FXStreet)。
天然ガス: Trading Economicsによれば、直近の2.9〜3.0ドル前後は過去2カ月で最高水準とされ、節目の3.00ドルを明確に上抜けられるかが当面の焦点とされる。記録的な生産水準と在庫の潤沢さは、依然として上値を抑える要因として指摘されている。
小麦: Marine Linkが伝える夜間取引の高値763セントは、8月28日につけた3年半ぶり高値(767セント)に接近する水準であり、この節目を上抜けられるかが焦点とされる。黒海情勢が一段と悪化すれば急反発する余地が、和平協議が再開すれば急落する余地が、それぞれ残されているとされる水準。

